フリーコンサル × 新規事業|2026.06.24
事業開発フリーランスの単価と案件選び|BizDev独立の準備を解説
事業開発(BizDev)部門の経験を武器に独立したいと考えたとき、まず気になるのは「いくらの単価がつくのか」ではないでしょうか。パ...
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フリーコンサル × 新規事業
2025.11.21
新規事業フリーコンサルとは、新規事業の立ち上げ・推進を、フリーランスとして支援するコンサルタントです。独立を考える際は、担当してきた業務を整理し、応募条件との相性と、収入・稼働の計画を確認します。
この記事では、新規事業経験を独立後の仕事につなげるために、役割、報酬の見方、準備、働き方を整理します。具体的な応募判断は新規事業案件の仕事内容・必要経験を、戦略領域は戦略案件の種類と選び方をご覧ください。
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それでは、本章をチェックください。
目次
新規事業コンサルティングには大きく2つの提供形態があります。コンサルティングファームがチーム単位でプロジェクトに入るファーム型と、個人が業務委託で参画するフリーコンサル型です。
ファーム型はMcKinseyやBCG、Deloitteなどが代表例で、組織的なナレッジとブランドを武器に支援します。一方、フリーコンサル型は個人の専門性と機動力で勝負するスタイル。クライアントから見ると「ファームに頼むほどの予算はないが、社内にノウハウがない」という場面で需要が発生します。
新規事業コンサルの役割や種類、費用、選び方についてより体系的に知りたい方は「新規事業コンサルとは?役割・種類・費用・選び方をプロが徹底解説」で詳しく解説しています。また、ファーム型とフリー型を含めた会社比較は「新規事業に強いコンサル会社おすすめランキングTOP10|ファーム型・フリー型を比較」をご覧ください。
新規事業フリーコンサルは「ファームの知見」と「事業会社目線の実行力」を1人で持ち合わせる存在として、両者の間を埋めるポジションです。
フリーコンサルには、IT-PMOやDXなどの領域もあります。新規事業との違いは、担当する課題と成果物を確認して判断します。
PMOはプロジェクトの推進管理、DXはデジタル技術を用いた業務・事業の変革を支援します。新規事業では顧客価値や収益源を検証しますが、これらの役割は一つの案件に重なることもあります。
新規事業におけるPMOの役割については「新規事業PMOコンサルとは?通常PMOとの違い・単価・求められるスキルを解説」で深掘りしています。
「仕組みを回す力」ではなく「仕組みをゼロから作る力」。これこそ新規事業フリーコンサルに求められるスキルです。
外部人材に求めるものが、専門知識、調査や分析の工数、事業を推進する役割のどれかによって、必要な経験は変わります。過去の新規事業経験を、課題・役割・成果物に分けて説明できるようにします。
新規事業のプロジェクトは、フェーズごとに求められる業務が大きく異なります。ここでは「0→1」「1→10」「PMO・組織構築」の3つに分けて、実際の業務内容を解説します。
0→1(ゼロイチ)フェーズは、事業のアイデアを具体化し、最初の仮説を検証するまでの段階です。新規事業フリーコンサルの業務としては最も上流に位置します。
具体的な業務は、市場規模の推計、競合分析、顧客インタビューの設計・実施、ビジネスモデル仮説の構築、経営層への報告資料の作成など。クライアントの社内にはこの領域の経験者がいないことが多く、フリーコンサルがプロジェクトリーダーとして全体を牽引するケースも珍しくありません。
0→1フェーズの業務内容・単価プレミアム・必要スキルをさらに詳しく知りたい方は「0→1(ゼロイチ)フリーコンサルとは?1→10との違い・単価プレミアム・必要スキル」をご覧ください。
1→10フェーズは、検証済みの仮説をもとにMVP(Minimum Viable Product=最小限の実用製品)を開発し、事業として成立するかを試す段階です。
このフェーズでは、事業計画の策定、プロトタイプの開発管理、初期顧客の獲得、KPI(重要業績評価指標)の設計と運用が中心になります。0→1が「考える仕事」なら、1→10は「動かす仕事」。戦略だけでなく実行力が問われるため、事業会社での新規事業推進経験を持つフリーコンサルの需要が高いフェーズです。
事業計画に加え、開発・営業・運用などの実行をどこまで担当するか確認します。必要な経験を所属先だけで判断せず、実際の業務と照合しましょう。
新規事業が一定の規模になると、プロジェクトの進捗管理やチームマネジメントを担うPMO(Project Management Office)の役割が求められます。
通常のIT-PMOと異なるのは、「何を管理するか」自体が変動する点。新規事業では計画の変更が頻繁に起きるため、柔軟にプロジェクト設計を修正しながら、メンバーの役割分担やスケジュールを調整する力が必要です。人材育成やチームビルディングまで担うケースも多くあります。
新規事業PMOの単価やスキル要件の詳細は「新規事業PMOコンサルとは?通常PMOとの違い・単価・求められるスキルを解説」で解説しています。
0→1や1→10という呼び名の範囲は企業によって異なります。顧客課題の調査が済んでいるか、試作品があるか、売上が発生しているかを具体的に確認すると、期待される役割を理解しやすくなります。
案件の月額報酬と、年間で手元に残る金額は異なります。まず100%稼働換算の単価と実際の契約月額を区別し、案件がない期間や事業の経費も含めて収支を計画します。
| 計画する項目 | 確認すること |
|---|---|
| 契約報酬 | 稼働率、税込・税抜、交通費などの経費の扱い |
| 年間売上 | 契約月額と稼働月数。更新されない場合も試算する |
| 事業の支出 | 設備・通信・営業・専門家への相談など、自分に必要な費用 |
| 生活の見通し | 生活費、税・社会保険料、入金までの期間と資金余力 |
たとえば契約月額120万円で年間10か月稼働すれば、売上は1,200万円です。これは相場や達成見込みではなく、仮定を置いた計算例です。会社員の給与や手取りと直接比較せず、稼働月数が減った場合も試算しましょう。
具体的な金額の読み方はフリーコンサルの単価ガイドをご覧ください。
応募を検討する際は、担当業務・必須スキル・稼働条件を照合してください。掲載内容と現在の募集状況は異なる場合があるため、応募前に担当者へ確認しましょう。
単価の次に気になるのは「どんな案件があるのか」です。新規事業フリーコンサルの案件は、目的と役割によって大きく6つに分類できます。
| 案件タイプ | 業務概要 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 戦略立案・ロードマップ策定 | 参入領域の選定、3〜5年計画の策定 | 戦略コンサル出身者 |
| 事業開発PMO | プロジェクト全体の推進管理 | PM/PMO経験者 |
| 市場調査・顧客インサイト分析 | 市場規模推計、競合分析、顧客調査 | リサーチ型コンサル |
| ビジネスモデル設計・収益化支援 | 収益構造・プライシング・投資回収計画 | 財務・事業企画経験者 |
| MVP開発・プロトタイプ検証 | プロダクト開発管理、ユーザーテスト | IT/デジタル知見あり |
| スケールアップ・グロース支援 | 営業体制構築、マーケ戦略、組織拡大 | 事業グロース経験者 |
業務範囲は案件ごとに異なります。構想・検証・推進のうち、どの仕事を担当し、何を成果物として求められるかを面談で確認します。
案件タイプごとの探し方や獲得のコツについては「新規事業コンサルの案件とは?案件タイプ・探し方・獲得のコツを解説」で詳しく解説しています。
新規事業フリーコンサルの案件は、業界によって求められるテーマが異なります。
業界を比較する際は、技術・規制・顧客・商流のどの知識が必要かを確かめます。同じ新規事業でも、経験してきた市場や顧客と異なる場合は、追加の理解が必要になります。
大企業案件の特徴や参画ルートをさらに知りたい方は「大企業の新規事業コンサル案件|案件特徴・参画ルート・求められる人材像」を、ベンチャー案件との違いは「ベンチャー企業の新規事業コンサル案件|大企業案件との違いと活躍するフリーコンサルの特徴」をご覧ください。
「副業として週1〜2日から始めたい」という相談は増えています。結論として、新規事業フリーコンサルの領域でも低稼働・副業案件は存在します。ただし、0→1フェーズの案件は週3日以上の稼働を求められるケースが多いため、副業で始めるなら市場調査やアドバイザリーなど、比較的稼働率が低いタイプの案件が現実的です。
副業からのスタート方法と週1日からの収入シミュレーションは「新規事業コンサルを副業で始める方法|週1日からの収入シミュレーション付き」で詳しくまとめています。
副業から始めて実績を積み、タイミングを見て本業にシフトする。このステップを踏む登録者はNewAceでも増加傾向にあります。
「で、具体的にどうすればなれるのか?」。ここでは代表的な3つのキャリアルートと、NewAce登録者のリアルなプロフィールを紹介します。
各ルートの詳細は「新規事業コンサルになるには?MBB・BIG4・事業会社別キャリアルートと必要スキル」でさらに深掘りしていますので、あわせてご覧ください。
コンサルティングファームでの経験を活かして独立するルートです。在籍年数だけで判断せず、独立後に担える業務と案件の必須経験を照合します。
このルートの強みは「ファームブランド」と「型化されたスキル」。構造化された問題解決力や資料作成力は、新規事業のクライアントにとって即戦力になります。一方で、ファーム時代に新規事業案件の経験があるかどうかが、独立後の案件獲得に大きく影響します。
コンサルから独立後に新規事業領域を選ぶメリットや成功パターンは「コンサル独立後に新規事業領域を選ぶべき理由と成功する人の共通点」で解説しています。
事業会社で新規事業部門にいた経験を活かし、フリーコンサルに転身するルートです。ファーム出身ではなくても、実際に事業を立ち上げた経験は高く評価されます。
特に「自分で手を動かして事業を作った」実績があるフリーコンサルは、クライアントからの信頼を得やすい。理論だけでなく「やったことがある」という経験値が、新規事業の現場では何より強い武器になります。
事業開発経験を活かしたキャリアの描き方は「事業開発のキャリアパス完全ガイド|年代別ルート・年収推移・フリーコンサルという選択肢」で体系的にまとめています。
いきなり独立するのが不安なら、副業として始める選択肢もあります。現職の就業規則が許す範囲で、週1〜2日の稼働から新規事業案件に携わり、実績とクライアントとの信頼関係を築いてからフリーに転身するパターンです。
副業では、稼働できる曜日・時間帯と、案件側が必要とする会議や作業の時間を照合します。本業の規程と個別契約の条件も確認し、両立できる範囲を決めてください。
副業の始め方をステップごとに知りたい方は「新規事業コンサルを副業で始める方法|週1日からの収入シミュレーション付き」を参考にしてください。また、起業と兼業する選択肢については「起業×フリーコンサル兼業のリアル|収入の安定とスケール両立の実践法」で詳しく解説しています。
案件紹介までの期間は、希望条件と経験に合う案件の有無、選考、契約手続きによって変わります。登録した日を基準に参画日を決めず、独立予定日と参画可能日を分けて相談します。
経験年数や所属先に加え、「どの課題に対し、自分が何を担ったか」を整理します。チーム全体の成果と、自分の担当範囲を分けると、案件で再現できる仕事を伝えやすくなります。
| 整理する内容 | 記載する材料 |
|---|---|
| 課題と事業の段階 | 対象顧客、検証済みのこと、未解決だったこと |
| 自分の担当範囲 | 調査・企画・推進のうち、実際に担った業務 |
| 成果物と判断 | 作成した計画や分析、意思決定にどう使われたか |
| 結果と限界 | 確認できた結果、残った課題、自分だけでは決められなかったこと |
守秘義務に配慮し、社名や秘密情報を伏せた状態で説明します。資料を共有する場合も、公開・提供してよい範囲を確かめてください。
以下は、NewAceに登録するフリーコンサル全体への自社アンケートです(NewAceフリーコンサル実態調査2026、有効回答130人)。新規事業を主領域とする回答者だけの結果ではありません。


出典:NewAce調べ「NewAceフリーコンサル実態調査2026」(調査主体:株式会社イノベーション総合研究所/調査対象:NewAceに登録するフリーコンサルタント/2026年実施・インターネットによる自社アンケート/有効回答 n=130)。引用の際は出典の明記と本ページへのリンクをお願いします。
経験だけでは判断できません。担当可能な業務、希望条件に合う案件、収入の空白期間、契約や請求の準備を確認します。独立前に経験と案件条件を照合することから始めましょう。
事業全体の期間と、個人の初回契約期間を分けて確認します。更新判断の時期、延長されない場合の引き継ぎも聞いておきます。
直接は比較できません。フリーコンサルの報酬は事業の売上となり、稼働しない期間や経費なども考慮する必要があります。
契約更新の見込みを早めに確認し、次の案件を探す期間と資金の余裕を確保します。複数の契約を結ぶ場合は、稼働と契約条件の両立を確認してください。
独立前段階からの相談に対応しています。経験した業務、独立予定時期、希望する役割と稼働条件を整理して面談でご相談ください。
新規事業フリーコンサルの仕事は、構想・検証・推進など担当する段階で異なります。経験を具体的な業務に分け、応募条件との相性と、独立後の収支・稼働計画を確認しましょう。
紹介を依頼するサービスを比較する場合はフリーコンサルエージェントの選び方、他領域の仕事も知りたい場合は案件の種類を横断したガイドも参考になります。
応募を検討する際は、担当業務・必須スキル・稼働条件を照合してください。掲載内容と現在の募集状況は異なる場合があるため、応募前に担当者へ確認しましょう。
この記事を執筆した人

長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。
東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。
2024年1月に株式会社イノベーション総合研究所を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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