プロフェッショナルなビジネス用語集|2025.05.22
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プロフェッショナルなビジネス用語集
2025.03.18
PMって結局、何をする人?名前は聞いたことがあるけど、実際の役割や仕事の内容はよく分からない…
という方も多いのではないでしょうか。
キャリアアップを目指すうえでPM(プロジェクトマネージャー)について知りたいけれど、IT業界未経験だと「自分にもできるのかな?」と不安を感じてしまうこともありますよね。でも、基本的な知識を押さえておけば、これからのキャリアの選択肢がグッと広がります。
この記事では、PMの意味や仕事内容、他の職種との違いなどを初心者にも分かりやすく解説します。
PMに興味がある方、未経験からチャレンジしたい方はぜひ参考にしてください!
この記事で分かること!
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それでは、本章をチェックください。
目次

PMとは「プロジェクトマネージャー」の略で、仕事全体をまとめる役です。IT業界に限らず、ものづくりの世界では必要不可欠な存在です。
PMは、プロジェクトを成功させるための司令塔のような役割を担います。仕事の内容や業界での立ち位置を知ると、PMという職種がもっと身近になります。まずはPMという言葉の意味から見ていきましょう。
PMは、プロジェクトをまとめる責任者です。プロジェクトマネージャー(PM)は、目標達成のための計画・管理を行います。全体の進み具合や予算、チームの動きを見ながら調整します。
たとえば、アプリを開発するとき。「いつまでに」「どんな機能を」「どれくらいの費用で」作るかを考えるのがPMの仕事です。誰が何をするかを決め、進捗を確認し、困ったことがあればサポートします。そして、完成したら関係者に報告します。
全体を見て調整し、導く人がPMだと覚えておきましょう。PMという言葉が出たときは、まず「まとめ役」と考えればOKです。
IT業界では、PMはとても重要なポジションです。プロジェクトの成功は、PMの力に大きく左右されます。PMは、開発チームやクライアントとの橋渡し役です。
たとえば、システムを導入する仕事の場合。クライアントは「こういう機能がほしい」と言います。その内容を整理して、エンジニアに伝えるのがPMです。途中で問題が起きたら、どこに原因があるかを見つけて、調整します。
クライアントと開発チームの両方に信頼される存在がPMです。PMがいないと、伝達ミスや進捗のズレが生じやすくなります。チームを動かし、全体をまとめる力が問われる仕事です。
PMがいないと、プロジェクトはうまく進みません。なぜなら、誰かが全体を見て調整しないと、バラバラになるからです。
たとえば、チームメンバーが自分の仕事だけに集中していたとします。すると、他の人の状況がわからず、遅れやミスに気づけません。PMがいれば、「今ここが遅れているから、サポートが必要」と早めに対策ができます。
問題を未然に防ぎ、スムーズにゴールに導く役目がPMです。プロジェクトの成功は、PMの手腕にかかっていると言っても過言ではありません。
だからこそ、PMは業界の中でも需要が高く、重要な職種とされています。

PMには多岐にわたるスキルが求められます。ここでは、特に重要な5つのスキルについて、実際の業務イメージも交えながら詳しく解説します。
プロジェクトの最初に「何を目指すか」「どんな成果を出すか」を明確にする力です。クライアントや関係部門と丁寧に話し合い、本当のニーズや課題を引き出し、具体的なゴールや要件に落とし込みます
要望の裏にある意図や、将来の成長も見据えた設計を考えることがPMの大切な役割です。
進捗管理、コスト管理、品質管理、リスク管理など、プロジェクトを「計画通りに成功させる」ための総合的な管理スキルです。
スケジュールや予算、タスクの割り振り、問題発生時の素早い対処など、状況を常に把握しながら柔軟に対応するリーダーシップが求められます。
PMは社内外のさまざまな人とやりとりをします。チームメンバーへの指示や相談、クライアントとの調整、経営層への報告など、立場や状況に応じて分かりやすく説明し、相手の話にもきちんと耳を傾ける姿勢が大切です。
対立意見をまとめたり、信頼関係を築くための調整力もPMには欠かせません。
プロジェクトの計画書、仕様書、進捗レポート、議事録など、さまざまなドキュメントを分かりやすく整理・作成できる力です。
情報を正確に共有し、誰が見てもすぐ内容が理解できるドキュメントを残すことで、トラブルの予防やナレッジの蓄積にも役立ちます。
ITプロジェクトの場合、技術的な知識や業界トレンドへの理解も不可欠です。エンジニアやデザイナーとの専門的なやりとりや、最新技術を活かした提案・課題解決に役立ちます。
現場の技術的な背景が分かっているPMは、チームからもクライアントからも信頼されやすい存在です。
PMは幅広いスキルをバランスよく磨くことで、プロジェクトを確実にゴールへ導く存在になれます。

PMの仕事は、計画を立てて、全体を動かすことです。一言でいうと「プロジェクトの指揮官」と言えます。
PMは、細かい作業よりも、全体を見ることが仕事です。そのためには、段取り、コミュニケーション、判断力が必要です。次から、それぞれの役割を詳しく説明します。
PMはまず、ゴールを明確にして計画を作ります。何をいつまでに、どのくらいの費用で行うかを決めるのが最初の仕事です。失敗しないためには、しっかりとした計画が必要です。
たとえば、新しいWebサイトを作るとします。まず「どんな人に使ってほしいのか」「どんなページが必要か」を整理します。そのうえで、どの作業をいつまでにやるかを決めていきます。チームに割り振る作業の流れもこの段階で決まります。
計画の良し悪しが、プロジェクト全体を左右するため、とても重要な仕事です。現場の声やお客さんの希望を聞きながら、現実的なスケジュールを立てる必要があります。
PMの大事な仕事に「進行管理」があります。プロジェクトが計画どおり進んでいるかを常に確認します。もし遅れが出ていれば、調整やサポートが必要です。
たとえば、1つの作業が遅れていると、次の作業にも影響が出ます。PMは「どこが原因か」「どうすれば解決できるか」を考えます。チームメンバーと相談して、早めに対応を取ります。
また、クライアントにも定期的に状況を報告し、安心してもらう必要があります。問題が大きくなる前に対処することが、PMの腕の見せどころです。
現場監督のような存在だと思えばイメージしやすいでしょう。
PMは、チーム全体の動きを把握し、うまくまとめる役目です。人と人をつなぐハブのような存在になります。メンバーの相談に乗ったり、やる気を引き出したりするのも大事な仕事です。
たとえば、エンジニアが「作業が進まない」と困っていたとします。PMは話を聞いて、必要なサポートやアドバイスを行います。また、進捗を聞くだけでなく、仕事の優先順位を整理してあげることもあります。
メンバーが力を出せる環境を整えるのが、PMの大切な役目です。だからこそ、人とのコミュニケーションがとても重要になります。
プロジェクトが終わったら、PMはその成果を報告します。結果を振り返って、よかった点や課題を明確にすることが必要です。クライアントや上司に伝える内容も、PMがまとめます。
たとえば、スケジュール通りに終わった場合。「なぜうまくいったのか」「どこが成功のポイントだったか」を分析します。逆に、遅れた部分があれば、原因をしっかりと把握します。
この振り返りが、次のプロジェクトに活かされるのです。結果を見て終わりではなく、次につなげる視点が大事です。

PMと似た職種に、PLやSEがあります。それぞれの役割の違いを理解することで、PMの特徴がよりはっきりします。
これら3つの職種は、ITプロジェクトに欠かせない存在です。役割を正しく知れば、自分がどのポジションに向いているかも見えてきます。
PMとプロジェクトリーダーは、名前が似ていることから混同されがちですが、役割や責任範囲は大きく異なります。
PMは、プロジェクト全体の計画策定・進捗管理・予算やリスクの管理・関係者との調整など、組織の中で「責任者」としてプロジェクトをゴールまで導く役割です。いわば、経営視点で全体を管理する「司令塔」のような存在です。
一方、プロジェクトリーダーは、現場のメンバーをまとめたり、具体的な作業や技術面の指導を担当するポジションです。自分が担当するチームやタスクをまとめ、メンバーの意見を聞きながら現場をリードします。
つまり、PMが「プロジェクトの全責任を持つマネージャー」であるのに対し、プロジェクトリーダーは「現場をまとめるリーダー」という違いがあります。規模の大きなプロジェクトでは、PMの下に複数のプロジェクトリーダーが配置されることも一般的です。
SEは、実際にシステムを設計する技術者です。システムエンジニア(SE)は、設計や開発の中心を担います。PMやPLの指示をもとに、具体的な作業を行う立場です。
たとえば、クライアントが「売上管理の機能がほしい」と言った場合、SEはどう作るかを考えて、設計を行います。その後、プログラミングを行い、実際に動くものを作ります。
SEは、ものづくりの中心にいる人と言えます。ITの知識や技術力が問われるポジションです。
PM・PL・SEは、プロジェクトの成功に欠かせない存在です。それぞれが役割を果たし、連携して動くことが大切です。
たとえば、新しいアプリを作る場合。PMが全体の方針を決め、PLがチームに指示を出し、SEが実際に作ります。PM→PL→SEという流れで仕事がつながっていきます。
この3つの職種は、どれが上・下ということはありません。それぞれに専門性があり、得意分野も違います。自分の性格や興味によって、どの職種が合っているかが変わります。
「まとめ役が得意」ならPM、「現場で引っ張るタイプ」ならPL、「ものを作るのが好き」ならSEが向いています。
次は、未経験からPMになるためのステップを紹介します。

IT未経験でも、PMになることは十分に可能です。ただし、順番にスキルを身につけていく必要があります。
段階を踏んで準備すれば、PMとして活躍する道が開けます。次から、それぞれのステップをわかりやすく説明します。
IT業界の場合に限りですが、まずはIT業界の基本を理解しましょう。PMは技術者ではありませんが、ITの知識は必須です。仕組みや専門用語がわからないと、会話が通じません。
たとえば、「サーバー」「データベース」「API」などの言葉。それぞれが何をするものか、ざっくりとでも理解しておく必要があります。YouTubeやオンライン講座で無料で学べる教材も多くあります。
現場で使われる言葉を理解できるレベルが、最初の目標です。専門的な技術までは不要ですが、ITに苦手意識があると仕事が難しくなります。
PMとして信頼されるには、最低限のITリテラシーが必要です。
次に必要なのが、マネジメントの知識です。人をまとめる力が、PMには欠かせません。管理する力だけでなく、信頼を得る力も重要です。
たとえば、メンバーが複数人いたとき。「誰に何をいつまでに頼むか」を明確にする必要があります。また、困っている人がいれば声をかけ、フォローする力も必要です。マネジメントは、経験がなくても本で学べる部分が多いです。
論理的に考え、人と信頼関係を築く力が求められます。一度にすべてできなくても、基本を押さえれば十分に始められます。
知識を得たら、まずは小さな実践に挑戦しましょう。最初から大きなプロジェクトを任されることは少ないです。まずは、補佐的な立場からスタートすればOKです。
たとえば、職場での業務改善プロジェクト。「進行状況の確認」や「メンバーとの連絡」を担当するだけでも貴重な経験です。副業やクラウドソーシングで、簡単な管理業務からスタートするのもおすすめです。
経験を積むことで、PMとしての視点が身につきます。最初は補佐でも、そこから信頼を得てPMにステップアップしていけます。小さなことからでも、自分で段取りを組んで動く経験がとても大切です。
未経験からでもPMは目指せる仕事です。少しずつステップを進めれば、あなたにもできる道があります。

プロジェクトマネージャー(PM)としての経験は、さまざまな分野で高く評価されます。リーダーシップや課題解決力、調整力を磨いたPMは、より広いフィールドで活躍できる道が開けています。ここでは、PM経験を活かせる代表的なキャリアの選択肢をご紹介します。
フリーランスや個人事業主として独立し、コンサルタントやPMO、プロジェクトアドバイザーなどとして多くの企業で経験を生かす道もあります。自由な働き方や、多様な業界・案件に関われることが大きな魅力です。
弊社NewAceでも、新規事業を推進する案件も多く保有しています。推進に興味がある方、もしくはプロフェッショナルな型は、是非登録いただけますと幸いです。

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)など、複数プロジェクトを横断的に管理するスペシャリストとして活躍する道です。組織全体のプロジェクト運営やガイドラインの策定、人材育成など、大きなスケールでプロジェクト成功を支えます。
PMで培った業務改善力や調整力を活かし、クライアント企業の課題解決をサポートするコンサルタントとして活躍できます。現場感覚と経営視点を兼ね備えた人材は、コンサル業界でも非常に重宝されます。
CIO(最高情報責任者)、CTO(最高技術責任者)、CDO(最高デジタル責任者)など、企業のIT戦略やデジタル変革をリードする経営層へのキャリアも目指せます。PM経験は、経営層として意思決定や事業推進に役立つ強みとなります。
PMのキャリアは、組織の枠を超えて多様なフィールドに広がっています。自身の強みや志向を活かして、ぜひ次のステップにチャレンジしてみてください。
PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体の計画・進行・管理を担い、ゴールに向かってチームを導く責任者です。要件定義やスケジュール管理、コスト管理、チームメンバーとのコミュニケーションなど、多岐にわたる業務を通じてプロジェクトの成功を支えます。
PMの仕事は、単なる管理だけでなく、問題解決力やリーダーシップ、調整力が問われるやりがいのある役割です。IT分野はもちろん、さまざまな業界でPMのニーズは高まっており、将来的なキャリアパスも豊富です。
これからPMを目指す方は、基礎知識や必要なスキルをしっかり身につけ、自分らしいキャリアの一歩を踏み出してみてください。
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この記事を執筆した人

長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。
東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。
2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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