フリーコンサルの案件概要|2026.06.26
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フリーコンサルの案件概要
2026.06.10
「DXの案件」と聞くと、システムに詳しくないと入れないと身構える方もいるかもしれません。しかし実際に重宝されるのは、デジタルに詳しい人だけとは限りません。デジタルで業務や事業をどう変えるかを描ける人、変革を構想して前に進められる人が求められています。
そう考えると、DX案件は新規事業の経験を持つフリーコンサルと相性のいい領域です。とくに新しい事業をデジタルでつくる方向では、事業をつくる力がそのまま効いてきます。新規事業の案件を中心に支援してきた立場から、DX案件の全体像と、事業をつくる視点の活かし方を見ていきます。
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それでは、本章をチェックください。
目次
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、デジタルを使って企業のあり方を変えていく取り組みの総称です。紙や手作業で進めていた業務をデジタルに置き換える効率化から、デジタルを使って新しい商品やサービスを生み出す事業創造まで、幅広い取り組みが含まれます。同じDX案件でも、目指すものが効率化なのか事業創造なのかで、求められる人材は大きく変わります。
DX案件の特徴は、この幅広さゆえに、自分の強みをどこに位置づけるかが大切になることです。デジタルツールの導入に強い人もいれば、データの活用に強い人もいます。デジタルを使って新しい事業を構想することを得意とする人もいます。自分がどの方向のDXで力を発揮できるかを見極めることが、案件選びの出発点です。
DX案件には、業務を効率化する役割から、データを活用する役割、新しい事業をつくる役割、組織やカルチャーを変える役割まで、さまざまな関わり方があります。専門領域ごとの案件の違いは戦略系・業務系・IT系の案件の違いで整理しているとおりで、DX案件はこれらの領域をまたいで広がっています。

DX案件で動いているテーマは、大きくいくつかの方向に整理できます。
ひとつは、業務のデジタル化と効率化です。手作業や紙で進めていた業務をデジタルに置き換え、無駄をなくし、人手を生産的な仕事に振り向けます。この取り組みは多くの企業で進んでおり、基幹システムの刷新とも結びつきます。基幹システムの観点はフリーコンサルのERP案件で整理しているとおりで、業務の効率化はDXの土台になる部分です。
次に、デジタルを使った新規事業の創出があります。デジタルの力で、これまでにない商品やサービス、新しい収益の形を生み出す動きです。この方向のDXはまさに事業をつくる仕事であり、新規事業の経験がそのまま活きます。製造業のサービス化のように、既存事業をデジタルで新しい形に変える取り組みも含まれ、フリーコンサルの製造業案件で見たテーマとも重なります。
そして、データ活用と組織の変革があります。社内に眠るデータで経営の判断を速め、新しい価値を生むと同時に、デジタルを使いこなせる組織やカルチャーをつくっていく取り組みです。デジタルは道具にすぎず、それを活かす人と組織が変わらなければ成果は出ません。この人と組織の側面も、DX案件の重要なテーマです。
DX案件で問われるのは、デジタルの知識だけでなく、変革を構想して前に進める力です。デジタルツールやシステムに詳しいことは役立ちますが、それだけでは差がつきにくいのが実情です。本当に評価されるのは、デジタルを使って業務や事業をどう変えるかを描き、関係者を巻き込みながら実現できる人材です。
求められる経験は、目指す方向によって変わります。効率化の方向で活きるのは、業務を見直しデジタルに置き換えた経験。データ活用の方向では、データを事業の成果につなげた経験が問われます。事業創造の方向では、市場の見立てから事業モデルの設計、立ち上げまでを進めた経験が評価されます。とくに事業創造型のDXでは、新規事業の経験が大きな武器になります。
ここで効いてくるのが、事業会社の側で変革に関わった経験です。DXは現場を巻き込みながら進める取り組みで、机上の構想だけでは動きません。実際に変革を進めた感覚を持つ人材が信頼されやすいのは、その表れではないでしょうか。この点は事業会社出身フリーコンサルの強みで整理した内容が、DX案件でもそのまま当てはまります。
DX案件の単価は、テーマと役割によって幅があります。事業創造やデータ活用といった付加価値の高いテーマでは相応の予算がつきやすい一方、効率化が中心の案件では役割に応じた条件になります。
水準感の目安として、フリーコンサルの月単価は140〜160万円の層が最も厚く(18.5%)、160万円超も41.5%にのぼります〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。DX案件では、デジタルと事業の両方をつなげられることや、変革を実際に前に進められることが、単価を押し上げる要素になります。単価の考え方そのものは新規事業フリーコンサルの単価相場で整理しているので、DXの傾向とあわせて参考にしてください。
DX案件のもうひとつの特徴は、需要がとても大きいことです。経済産業省は「DXレポート」で、既存システムを温存したままでは2025年以降に最大で年間12兆円の経済損失が生じうると指摘しました(いわゆる「2025年の崖」)〔出典: 経済産業省「DXレポート」2018年9月7日公表〕。この問題提起を一つの契機に企業のデジタル投資は広がり、多くの企業がデジタルへの対応を迫られているため、DXに関わる案件は幅広く存在します。だからこそ、自分の強みを活かせる方向のDXを見つけやすいといえます。需要の大きさは、フリーコンサルにとって心強い追い風。

DX案件には幅広い関わり方がありますが、ここでは事業をつくる視点をどう活かすかという観点で、始め方と準備を整理します。効率化だけでなく、デジタルで新しい価値を生む方向に踏み込めると、関わり方の幅が大きく広がります。
まず、DXが効率化と事業創造という幅を持つことを押さえておきます。自分がどちらの方向で力を発揮できるかを見極めれば、案件選びの軸ができます。次に、自分の経験を、デジタルを使った変革にどうつなげるかを言語化します。新規事業の経験があるなら、デジタルでどんな事業をつくれるか、という具体像を描けるようにしておきたいところです。
そして、DX案件に通じたエージェントとの接点を持っておくことです。DX案件は幅広く存在するからこそ、自分の強みに合う案件に出会えるかが鍵になります。案件の探し方はフリーコンサルの案件の探し方で整理しているとおり、自分の方向性を理解してくれる紹介ルートを持っておくと、DX案件への距離が縮まるでしょう。
DX案件は「デジタルの専門家でないと無理」と思われがちですが、本当に差がつくのは変革を構想し前に進める力です。必要なのは、デジタルを使って業務や事業をどう変えるかを描けること。とくに事業創造型のDXでは、新規事業の経験が大きな武器になります。ここを起点に準備を進めていきましょう。
DX案件は、ひとつの取り組みで終わらせず長く関わることで価値が大きくなります。デジタルの活用は一度きりで完成するものではなく、変化に合わせて進化させ続ける必要があるからです。
長く関わるうえで意識したいのは、デジタルの先にある事業の成果を見据えることです。DXはデジタルを入れることが目的ではなく、業務や事業を良くするための手段にすぎません。この目的を見失わずに進めれば、関係者からの信頼が深まっていきます。フリーコンサルが入って変革を進めても、それを動かし続けるのは企業の社員です。だからこそ、考え方や進め方を社内に残し、自分がいなくても回る形をつくることが信頼につながります。
NewAceが100件以上の支援で見てきた範囲では、デジタルを使った新規事業の案件が数多くありました。そこで成果を出した方に共通していたのは、デジタルの知識より変革を構想する力で勝負していた点です。デジタルを使ってどんな事業をつくるかを軸に関係者を巻き込みながら前に進める、という関わり方をした方が、幅の広いDX領域で長く活躍する傾向が見えています。
DXという言葉はとても広く、効率化から事業創造まで含みます。私自身、事業会社で新規事業に関わってきて感じるのは、デジタルで新しい事業をつくる方向のDXでは、新規事業の経験がそのまま武器になるということです。デジタルは手段で、本当に問われるのは何を変えるかを描けるかどうか。事業をつくる力を持つフリーコンサルにとって、DXは活躍の場が広い領域だと考えています。
DXでどのような案件が動いているか、公開中の事例から見てみます(報酬・期間は掲載時点の目安)。
最新の募集状況はNewAceの案件一覧でご確認ください。
参画できます。DX案件は業務効率化からデータ活用、デジタル新規事業まで幅広く、構想と推進が問われる役割では、業務改革や新規事業の経験者が評価される場面が多くあります。技術の細部はエンジニアと分担し、何をどう変えるかを描く側に立つ働き方です。
テーマと役割によって幅があります。フリーコンサル全体では月単価140〜160万円の層が最も厚いという調査結果があり(前述のNewAceフリーコンサル実態調査2026)、事業創造やデータ活用など付加価値の高いテーマほど高単価になりやすい傾向です。
フリーランス向けの案件紹介エージェント経由が出発点になりやすい方法です。案件獲得経路ではエージェント経由が44.6%を占めます〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。とくに事業創造型のDXを狙うなら、新規事業領域に通じたエージェントに自分の方向性を伝えておくと、合う案件に出会いやすくなります。
DXのフリーコンサル案件は、業務の効率化から事業の創造まで幅広いテーマのなかで、変革を構想して前に進める力を発揮できる領域です。デジタルの知識そのものより、デジタルを使って業務や事業をどう変えるかを描く力が問われます。
動いているテーマは、業務のデジタル化と効率化、デジタルを使った新規事業の創出、データ活用と組織の変革まで多岐にわたります。求められるのは変革を構想し前に進める力で、とくに事業創造型のDXでは新規事業の経験が大きな武器になります。需要が大きく、自分の強みに合う方向を見つけやすいことも特徴です。
まずDXが効率化と事業創造という幅を持つことを押さえ、自分がどちらの方向で力を発揮できるかを見極めます。そのうえで、自分の方向性を理解してくれるエージェントとの接点を持っておきましょう。DX案件は幅広く存在するからこそ、自分の強みに合う案件に出会えるルートを持つことが近道になります。
NewAceは新規事業領域に特化したフリーコンサル案件紹介エージェントとして、デジタルで新しい事業をつくる方向のDX案件を数多く扱っています。事業をつくる経験をDXで活かしたいと考えているなら、まずはどんな案件があるかを知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
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この記事を執筆した人

長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。 東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。 2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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