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プロボノとは?社会とつながる新しい働き方!

ナレッジ

2025.04.19

プロボノって聞いたことあるけどボランティアと違うの?

社会貢献に興味があっても、自分にできることがあるのか不安になりますよね。

でも知れば知るほど、スキルの活かし方が広がるかもしれません。

今回はプロボノの定義や目的、実際の分野と参加の流れについて紹介します!

この記事で分かること!

  • プロボノとボランティアの違い
  • 活動分野と事例紹介
  • 参加するためのステップ

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それでは、本章をチェックください。

プロボノとは何か?意味と語源をわかりやすく解説

プロボノとは、自分の専門スキルを活かして社会貢献を行うボランティア活動です。

職業上の知識や経験を提供することで、非営利団体や社会課題の解決に貢献します。

  • プロボノの語源と意味
  • なぜ今注目されているのか
  • どんな分野で使われているか

まずは、「プロボノ」という言葉の意味と背景を整理していきましょう。

プロボノの語源と意味

プロボノ(Pro Bono)は、ラテン語の「Pro Bono Publico」が語源です。

意味は「公共善のために」。つまり“社会のために行う活動”を指します。

  • 弁護士の無料法的支援が起源
  • 今では士業、IT、マーケティングなどにも拡大
  • 金銭的報酬なしに専門スキルを提供する

たとえば、マーケティング担当がNPOの広報戦略を無償で支援するのがプロボノです。

「得意なことを、困っている誰かのために使う」新しい社会参加の形です。

なぜ今注目されているのか

近年プロボノが注目されている理由は、社会的な価値観の変化とスキルの多様化です。

「働き方改革」や「副業解禁」とともに、スキルを社会に還元する動きが広がっています。

  • 自分のスキルで社会貢献できる
  • 自己成長やキャリア形成にもつながる
  • 人との出会いやネットワーク拡大になる
  • CSRやSDGsと結びついた活動も増加中

たとえば、「平日は会社員、週末はプロボノでNPO支援」といったスタイルが広がっています。

ただの「善意」ではなく、持続可能な形での社会貢献がプロボノです。

どんな分野で使われているか

プロボノは、多くの専門分野で活用されています。

NPOや地域団体など、スキルが不足しがちな現場にとって貴重なリソースです。

  • 弁護士や会計士による法務・税務支援
  • ITエンジニアによるサイト制作やDX支援
  • 広報・デザイナーによるチラシやSNS運用
  • コンサルタントによる業務改善や戦略提案

たとえば、小さなNPOが「Webサイトを作りたいけど予算がない」とき、プロボノ支援が役立ちます。

「自分のスキルで誰かを支える」実感が得られる分野が広がっています。

次は、プロボノと一般的なボランティアの違いを整理していきましょう。

プロボノとボランティアの違いとは

プロボノは「ボランティアの一種」ですが、明確な違いがいくつかあります。

目的や手法が異なるため、どちらが優れているかではなく「どう貢献したいか」で選ぶことが大切です。

  • 活動内容の違い
  • 参加目的の違い
  • 必要なスキルや背景

違いを理解すれば、自分に合った活動スタイルを選びやすくなります。

活動内容の違い

ボランティアは「誰でもできる支援」が多く、プロボノは「専門性を活かした支援」です。

プロボノは職業上の知識を使って課題解決に貢献します。

  • ボランティア:イベント運営、清掃、寄付活動など
  • プロボノ:会計支援、マーケ戦略、IT設計など
  • ボランティア:主に体力や時間を提供
  • プロボノ:スキルと知識を提供

たとえば、NPOの資金管理を税理士が無償で支援する場合、それはプロボノです。

「手を動かす支援」と「頭を使う支援」の違いがあります。

参加目的の違い

プロボノは、社会貢献に加えて「自己成長」や「スキル活用」も目的としています。

キャリアに直結するメリットがあるのが大きな特徴です。

  • ボランティア:社会貢献、つながりづくりが中心
  • プロボノ:スキル活用、ネットワーク形成も目的
  • ボランティア:参加ハードルが低い
  • プロボノ:ある程度の実務経験が必要

たとえば、「転職前にプロボノで実績を積みたい」という人も増えています。

自分にとっても“意味のある活動”としての側面があります。

必要なスキルや背景

プロボノは基本的に「職業経験」が前提となります。

知識ゼロでは難しい場面もあるため、自分の得意分野を活かすのがポイントです。

  • 士業資格や専門職の経験が活きる
  • 実務に近い内容が求められる
  • 成果物や納期があることも多い
  • チームでの連携が求められることもある

たとえば、グラフィックデザイナーがNPOのロゴ制作を無償で行うと、それはプロボノです。

「自分の仕事スキルを社会に活かす」のがプロボノの魅力です。

次は、実際にプロボノが行われている主な分野とその具体的な内容を紹介していきます。

プロボノ活動の主な分野と内容を紹介

プロボノは、さまざまな分野で実施されています。

特に、専門スキルが求められる場面で「無料で専門性を提供する」形が多く見られます。

  • 士業系の支援活動
  • ITやWebのサポート
  • マーケティングや広報の支援

それぞれの分野で、どのような支援が求められているかを見ていきましょう。

士業系の支援活動

士業(弁護士、税理士、社労士など)は、プロボノの代表的な分野です。

専門的な手続きやアドバイスを、団体や個人に無償で提供します。

  • 契約書や規約のチェック
  • 会計や税務申告のサポート
  • 雇用契約や労務相談
  • 法的リスクのチェックや改善提案

たとえば、「NPOが助成金を受ける際の契約書作成」を弁護士が支援するケースがあります。

通常ならコストがかかるサービスを無償提供する意義は非常に大きいです。

ITやWebのサポート

IT系のプロボノも年々需要が高まっています。

Webサイトの制作やシステム導入など、技術的支援が必要な場面が多いからです。

  • ホームページやLPの制作・改善
  • SNSやブログの設計・運用サポート
  • メール配信や問い合わせフォームの整備
  • データ管理やセキュリティ対策

たとえば、「小さな地域団体が自前でホームページを作るのが難しい」というケースで、エンジニアが支援に入る例があります。

デジタル活用が遅れている団体ほど、ITのプロボノは重宝されます。

マーケティングや広報の支援

広告やPRの分野でも、プロボノの活用は進んでいます。

広報戦略やブランディング、デザイン支援を通じて、団体の認知度や支援者数の拡大を支援します。

  • チラシやパンフレットの作成
  • SNSやブログ記事の発信支援
  • イベント広報やメディア対応の相談
  • ブランドメッセージやロゴデザインの提案

たとえば、「活動内容は素晴らしいが、発信が弱くて支援が集まらない」団体に、広報コンサルがアドバイスするケースです。

「伝える力」を支えるプロボノは、団体の発展に直結します。

次は、自分のスキルを活かしたプロボノを始めるための、具体的なステップを紹介していきます。

自分に合ったプロボノに参加する方法3つ

プロボノは、「自分のスキル」と「社会的なニーズ」が重なる場所で活躍できる活動です。

参加には少し準備が必要ですが、3つのステップで始められます。

  • ステップ1 自分のスキルを棚卸しする
  • ステップ2 参加できる団体を探す
  • ステップ3 活動前に目的を明確にする

初めての方でも無理なく始められる方法を紹介します。

ステップ1 自分のスキルを棚卸しする

まずは、「自分がどんな支援ができるか」を整理しましょう。

得意なこと、実務経験、趣味のスキルも対象です。

  • 職業上の専門知識(法律、経理、ITなど)
  • 副業や趣味で得た知識(デザイン、動画編集など)
  • 人に教えた経験(講師、ファシリテーター)
  • 書く力、話す力、まとめる力

たとえば、「プレゼン資料をよく作る」「イベントの企画経験がある」なども立派なスキルです。

“できることリスト”をつくると、活動イメージが広がります。

ステップ2 参加できる団体を探す

次に、自分のスキルを必要としている団体を探します。

マッチングサイトや紹介サービスを活用するとスムーズです。

  • サービスグラント(国内最大級のプロボノ支援NPO)
  • コモンズ(地域団体と個人をつなぐ)
  • フリーランス協会や各士業団体の紹介窓口
  • SNSやイベントでの直接の出会い

たとえば、「週に2時間、3か月だけ参加したい」などの条件でもマッチする案件があります。

「できる範囲で」「無理なく」関われるのがプロボノの魅力です。

ステップ3 活動前に目的を明確にする

最後に、自分がなぜプロボノをやりたいのかを整理しましょう。

目的を持って参加することで、継続しやすく、満足度も高まります。

  • スキルアップしたい
  • 社会貢献したい
  • 転職・独立前の実績づくり
  • 新しいネットワークを広げたい

たとえば、「将来はNPOと関わる仕事がしたいので、今から関わってみたい」といった動機も立派な目的です。

目的があることで、活動中の迷いや不安も軽減できます。


プロボノとは、スキルと想いを活かして社会とつながる新しい働き方です。

誰かの役に立ちながら、自分自身の学びや成長にもつながります。


「得意なこと」が、誰かの「困っていること」を支える力になる。今こそ、あなたのスキルを活かしてみませんか?

【まとめ】プロボノとは?社会とつながる新しい働き方!

今回は、プロボノの意味や活動内容について紹介しました!

この記事のポイント!

  • プロボノの定義と語源
  • ボランティアとの違い
  • 活動の始め方

プロボノは、自分の専門スキルを社会貢献に活かす新しいボランティアの形でした。

士業やITなど、実務経験を活かせる場が多く、自分らしい関わり方ができるとわかりました。

プロボノって、スキルを活かしながら社会とつながれる活動なんだね。

関心があるなら、まずは自分の得意を見つめ直すところから始めてみてください。

コンサル案件をお探しならフリーコンサルマッチングサービス|Re-neWにぜひご相談ください。

この記事を執筆した人

  • 長尾 浩平

    新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。
    東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。
    2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。

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