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新規事業担当者のキャリアガイド|年収・スキル・独立への移行経路【2026】

新規事業担当者のキャリアガイド|年収・スキル・独立への移行経路|NewAceマガジン

ポストコンサルキャリア

2026.06.26

新規事業の立ち上げやPoC、グロースを任されてはいるけれど、この先どんなキャリアにつながるのかが見えにくい。そう感じている方は少なくないだろう。年収レンジは700〜1,800万円が中心で、決して低くはない。ただ、本当の価値は別のところにある。

0→1の立ち上げやPoCの経験を持つ層は、転職でも独立でも年収を大きく引き上げる経路が複数開けます。独立すれば月単価100〜250万円も見えてくる。コンサルファーム出身者に引けを取らないケースも珍しくない。

NewAceは新規事業に特化したフリーコンサル案件の紹介エージェントとして、100件超の支援に関わってきました。担当者から独立した方の支援も扱ってきた立場で、年収・スキル・移行経路を順に見ていきます。

この記事でわかること💡
  • 新規事業担当者の年収レンジ(700〜1,800万円)と職位別の到達レンジ
  • 新規事業担当者に求められる必須スキル(事業構築・仮説検証・実行力)
  • 新規事業担当者のやりがい・つらさ・成長機会
  • 独立への移行経路と月単価レンジ(100〜250万円)
  • 転職での年収アップ可能性(職位により10〜45%が目安)

弊社サービスNewAceは、あなたのチャレンジを応援するコンサルタントの方向けのプラットフォームです。
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それでは、本章をチェックください。

新規事業担当者の役割と職位

新規事業担当者の業務範囲

新規事業担当者は、事業会社の新規事業部門で以下の業務を担う実務責任者です。

業務範囲内容
新規事業立ち上げ(0→1)事業コンセプト・ビジネスモデル設計
PoC設計・実行仮説検証・初期顧客開拓
事業計画策定3〜5年事業計画・財務シミュレーション
グロース戦略実行KPI設計・施策ロードマップ
経営層への提案新規事業の戦略提案・予算獲得
組織体制設計新規事業組織の立ち上げ

新規事業担当者は、戦略立案から実行まで一気通貫で関われる数少ないポジションです

新規事業担当者の職位別年収レンジ

新規事業担当者の年収は、職位と年次によって大きく変わります。以下は大手企業・スタートアップの新規事業ポジションの公開求人レンジや転職サービスの公開情報をもとにした目安で、業界や企業規模によって上下します。新規事業職に絞った公的な賃金統計は整備されていないため、あくまでレンジ感としてとらえてほしい。

職位年収レンジ(目安)年次目安
新規事業 担当者・スタッフ700〜1,000万円入社1〜5年
新規事業 シニア担当・リーダー900〜1,300万円入社5〜10年
新規事業 マネージャー1,100〜1,400万円入社10〜15年
新規事業 部長・事業責任者1,300〜1,800万円入社15年以上
新規事業 執行役員・CSO1,500〜2,500万円入社20年以上

新規事業のコンサル副業の始め方で、新規事業領域の単価相場を整理しています。

新規事業担当者の業界別年収相場

同じマネージャー級でも、業界によって相場は変わります。下表は新規事業マネージャー層の年収レンジの目安です。

業界新規事業マネージャー年収レンジ
情報通信業(IT・通信)1,200〜1,600万円
大手製造業1,100〜1,500万円
商社1,300〜1,700万円
金融業1,200〜1,600万円
スタートアップ・ベンチャー1,000〜1,500万円+ストックオプション

業界差が生まれる背景には、その業界全体の賃金水準の高さがある。商社・金融・情報通信は固定給のベースが高いぶん、新規事業ポジションの年収も上振れしやすい。一方スタートアップは現金給与を抑える代わりにストックオプションを組み合わせる設計が多く、上場時の値上がり益まで含めると総報酬の振れ幅が大きくなります。年収の額面だけでなく、報酬の組み立て方まで見て比較したいところです。

📊 NewAce支援の現場から

NewAceは新規事業領域に特化したエージェントとして数多くのプロジェクトに関わってきました。支援の範囲で見えてくるのは、新規事業の0→1立ち上げやPoC実行の経験を持つ層ほど、独立後の月単価が伸びやすいという傾向です。独立コンサル本人への調査でも、月単価160万円超が41.5%、独立後に収入が増えたと答えた人が83.1%にのぼっています〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。新規事業の実行経験は、スタートアップや大手企業の新規事業案件へつながりやすい資産だと言えます。

新規事業担当者になるには

新規事業担当者になる入口は、大きく二つあります。一つは社内異動で、入社3〜5年目に営業・企画・研究開発などの部門から新規事業部門へ移るルート。新卒で直接配属される企業は大手の一部に限られ、まずは既存事業で実務の土台をつくってから異動するケースが一般的です。もう一つは中途採用で、事業会社の新規事業経験者やコンサルティングファーム出身者が、他社の新規事業ポジションへ転職する道。未経験から目指す場合は、現職で小さくても0→1の企画や検証に手を挙げ、事業を立ち上げた経験を一つでも持っておくと、その後の異動や転職で説得力が出ます。

新規事業担当者に求められる必須スキル

新規事業担当者のスキルは、大きく分けて「事業を描く力」「仮説を確かめる力」「組織で動かす力」「人を巻き込む力」の4方向に整理できます。コンサルタントが分析や提案で強みを発揮するのに対し、新規事業担当者は提案したものを自社のリソースで実行に移すところまで責任を負う。だからこそ、設計と検証と実行が一人の中でつながっている点が、この職種ならではの価値になります。以下、領域ごとに見ていきましょう。

事業構築スキル

事業構築スキルは、新規事業の土台を設計する力です。

スキル内容
市場・顧客分析顧客セグメント・ニーズの解読
ビジネスモデル設計バリュープロポジション・収益構造
事業計画策定3〜5年の事業計画策定
収益化戦略マネタイズ・価格設計

仮説検証スキル

仮説検証スキルは、新規事業の市場性を最小限のリソースで確かめる力です。

スキル内容
PoC仮説設計検証したい仮説の構造化
KPI設計成功・失敗の判定基準
初期顧客開拓パイロットクライアントの獲得
学習・撤退判断PoC結果からの次アクション

事業企画フリーランスの単価相場で、新規事業領域の独立後単価を整理しています。

実行マネジメントスキル

実行マネジメントスキルは、新規事業を組織のなかで実行に移すための調整力です。

スキル内容
プロジェクト管理複数プロジェクトの並行管理
ステークホルダー調整部門間の利害調整・合意形成
経営層への提案新規事業の戦略提案・予算獲得
組織設計新規事業組織の立ち上げ

コミュニケーションスキル

新規事業担当者にとって、社内外の関係者とのやり取りは中核業務の一つです

スキル内容
経営層との対話CEO・CSO・事業責任者との直接対話
社内ステークホルダー調整既存事業部門との調整
社外パートナー連携スタートアップ・VC・アクセラレーター連携
初期顧客との関係構築パイロットクライアントの開拓

これら4方向のスキルは、独立や転職で評価される軸とほぼ重なります。とくに「仮説を確かめる力」と「組織で動かす力」を一人で回せる人は、外部から招かれてもすぐ機能するため、独立後の単価交渉やスタートアップへの転身で効いてくる。逆にどれか一つに偏っていると、案件の幅が狭まりやすい。年次を重ねるなかで、どの領域を厚くしてきたかを言語化できるかどうかが、後のキャリアの選択肢を左右します。

新規事業担当者の必須スキル領域と年次別蓄積

新規事業担当者のやりがいとつらさ

新規事業担当者のやりがい

新規事業担当者は、ほかでは得にくいやりがいを味わえるポジションです。

やりがい内容
0→1の事業構築自分が立ち上げた事業の成長を体感
経営層との直接対話CEO・CSO・事業責任者との対話
多様な業界・領域への接触新規領域への進出機会
起業家的な働き方大手企業内でスタートアップ的な動き方
キャリア展開の幅独立・CXO転身など多様な選択肢

新規事業担当者のつらさ

一方、新規事業担当者には特有のつらさもあります。

つらさ内容
成果が出にくいPMF達成まで時間がかかる
評価基準が曖昧既存事業のような短期成果が見えにくい
経営層からのプレッシャー早期撤退判断のプレッシャー
社内リソースの調整既存事業部門との利害調整
キャリアパスが見えにくい標準的な昇進ルートが整備されていない

新規事業×フリーコンサルの失敗パターン7選で、新規事業案件のつらさと対策を整理しています。

新規事業担当者の独立への移行経路

独立後の月単価レンジ

独立後の月単価は、本業での経験と支援する案件タイプによって変わってきます。下表は新規事業領域のフリーコンサル案件で見られる月単価の目安です。実際に独立した人への調査では、月単価140〜160万円が最も多い回答帯(18.5%)で、160万円超も41.5%にのぼります〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。新規事業の実行経験は、この単価帯に届く土台になりやすい。

独立後の案件タイプ月単価レンジ(目安)
新規事業立ち上げ支援100〜180万円
PoC設計・実行支援100〜180万円
グロース戦略支援100〜200万円
海外展開支援150〜250万円
社内ベンチャー組織設計120〜200万円
スタートアップアドバイザリー月50〜150万円×複数社

フリーコンサル独立ガイドで、独立後の案件獲得手順を整理しています。

独立準備のステップ

ステップ内容
副業からのソフトランディング独立6〜12ヶ月前からスポットコンサル開始
特化領域の明確化BtoB SaaS・DX・ヘルスケアなどの特化軸
エージェント登録NewAce・PROsheet・PERSONA等への並行登録
過去の上司・取引先からの紹介ルート本業時代の関係維持
法人化の判断月単価100万円超の段階で検討

このうち案件の入口として実際に効いているのはエージェント経由で、独立コンサルの調査でも案件獲得経路としてエージェントを挙げた人が44.6%と最多でした。登録社数は2〜3社という人が48.5%で、複数のエージェントに登録して案件の幅を確保する動きが一般的です〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。本業時代の上司・取引先からの紹介と、エージェント経由の案件を組み合わせておくと、独立直後の空白期間を抑えやすくなります。

事業企画から独立する道筋で、独立準備の手順を整理しています。

新規事業担当者の転職での年収アップ

他社新規事業ポジションへの転職

新規事業の実行経験は転職市場で評価されやすく、同じ新規事業ポジションへ移る際に年収を引き上げられるケースがあります。下表は職位別の年収アップの目安で、企業規模や採用の緊急度によって幅が出ます。提示額は個別の交渉結果に左右されるため、レンジとして見てほしい。

転職前職位転職前年収(目安)転職後年収(目安)年収アップ率(目安)
新規事業 担当者900万円1,000〜1,300万円10〜45%
新規事業 シニア担当・リーダー1,100万円1,300〜1,600万円20〜45%
新規事業 マネージャー1,300万円1,500〜1,800万円15〜40%
新規事業 部長・事業責任者1,600万円1,800〜2,300万円10〜45%

スタートアップCXO転身

新規事業担当者には、スタートアップのCSO・事業責任者・COOへ移るルートも開けています。

転身先年収レンジ
スタートアップCSO1,500〜2,500万円+ストックオプション
スタートアップ事業責任者1,200〜2,000万円+ストックオプション
スタートアップCOO1,500〜2,500万円+ストックオプション
スタートアップCEO1,000〜3,000万円+株式報酬
新規事業担当者 キャリア選択肢別の年収レンジ比較
💡 ポイント

新規事業担当者は、年収レンジ700〜1,800万円(目安)の希少なポジションでありながら、独立・転職・CXO転身など多様なキャリア選択肢が開ける構造です。新規事業の0→1立ち上げ・PoC実行・グロース戦略の実行経験を持つ層は、独立後に月単価150〜250万円のレンジへ届くケースが多い。実際、独立コンサルへの調査でも月160万円超が41.5%を占めています〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。やりがいとつらさの両面を理解したうえで、長期のキャリア設計を描いておきたいところです。

🗣 代表コメント

「新規事業担当者は、戦略立案から実行まで一気通貫で関わる希少なポジションです。100件超の支援で見てきた範囲では、新規事業 5〜15年の経験を蓄積した方が、独立後月単価150〜250万円のフリーコンサルとして活躍するケースが多くなります。事業会社の視点で実行可能性を見極めるノウハウは、独立後の案件マッチングで大きな武器になります。」

よくある質問

Q1. 新規事業担当者の業務内容は具体的にどうなっていますか?

新規事業担当者の業務は、市場調査・事業コンセプト設計・事業計画策定・PoC設計と実行・初期顧客開拓・組織体制設計・経営層への提案・グロース戦略実行など、戦略立案から実行まで一気通貫の領域。年次によって担当業務範囲が変動します。

Q2. 新規事業担当者は新卒で配属されますか?

新卒で新規事業に直接配属されるケースは、大手企業の一部のみ。多くの企業では、入社3〜5年目に他部門から新規事業へ異動・配属されるのが一般的です。

Q3. 新規事業担当者の年収はなぜ業界差があるのですか?

情報通信業・商社・金融業の新規事業ポジションは、業界全体の年収水準が高いぶん、新規事業担当者の年収も上振れしやすくなります。一方、消費財・サービス業は業界平均がやや低めです。

Q4. 新規事業担当者から独立するのに必要な経験は何ですか?

新規事業の0→1立ち上げ・PoC実行・グロース戦略のいずれかの実行経験が必須。最低3〜5年の新規事業実務経験+複数案件の経験が、独立後の月単価100万円超への到達条件になります。

Q5. 新規事業担当者のつらさを乗り越える方法はありますか?

複数の新規事業立ち上げを通じて成功・失敗のパターンを蓄えること、社外メンターやネットワークに相談できる場を持つこと、副業で自分の市場価値を測ってみること。こうした取り組みが対策の柱になります。長期のキャリア設計を視野に入れておくことが、つらさを乗り越える土台になるでしょう。

Q6. 新規事業担当者から経営層への昇進ルートはありますか?

新規事業 部長級・事業責任者から、CSO(最高戦略責任者)・CEO・COOへの社内昇進ルートが整備されている企業もあります。スタートアップでは新規事業担当者からCEOへ昇進した事例も多く、長く経営層を目指すうえでの道筋になっています。

新規事業担当者のキャリア——タイプ別の判断指針

大手企業内で長期キャリアを築きたい層

大手企業のなかで新規事業 部長・事業責任者・執行役員への昇進を目指す道が向いています。

スタートアップで急成長を狙いたい層

スタートアップでCSO・事業責任者・COOへの転身を狙う道が合っています。

独立フリーコンサルを目指したい層

副業からソフトランディングし、独立フリーコンサル(月単価100〜250万円)へ移っていく道が現実的です。

業界・領域の幅を広げたい層

他業界・他企業の新規事業ポジションへの転職を3〜5年ごとに重ねていく道もあります。

新規事業担当者の独立サポートを月100〜250万円レンジで提供

この記事を執筆した人

  • 長尾 浩平

    新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。 東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。 2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。

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