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マネージャーの副業|コンサル/事業会社マネージャーが選ぶ案件と月20〜80万円の単価【2026】

マネージャーの副業|コンサル/事業会社マネージャーが選ぶ案件と月20〜80万円の単価|NewAceマガジン

副業・兼業

2026.06.23

「副業に興味はあるが、自分の経験が外部でどこまで通用するのか測れない」。マネージャークラスからよく聞く声です。プレイヤーとして手を動かしつつチームも回す。その二重稼働がベースにある分、純粋な助言職とは副業の設計が変わってきます。

再現性が高いのは、専門コンサル型のプロジェクト参画と、自分の領域でのスポット相談の組み合わせ。週8〜15時間の稼働で月20〜80万円に届くこともあり、独立後の単価を測る物差しとしては、最も精度が高い手段ではないだろうか。

100件超の支援で見てきたマネージャー副業の動線と単価を、コンサル系・事業会社系の違いも含めて掘り下げます。

この記事でわかること💡
  • コンサルマネージャーと事業会社マネージャーで異なる副業タイプと単価レンジ
  • 専門コンサル型・スポット相談型・プロジェクトリード型の3パターンと適性
  • マネージャー特有の「プレイヤー兼任」を踏まえた稼働時間上限の設計方法
  • 独立準備としての副業活用——3〜6ヶ月で何を計測すべきか
  • 案件獲得チャネル5つと、マネージャー層が陥りやすい3つの落とし穴

弊社サービスNewAceは、あなたのチャレンジを応援するコンサルタントの方向けのプラットフォームです。
案件のご紹介のほか、様々な相談も承っておりますので、是非下記よりご登録ください。


それでは、本章をチェックください。

目次

マネージャー副業とは——管理職副業との違いを整理する

マネージャー副業の定義

マネージャー副業とは、コンサルファーム・事業会社のマネージャー職(およそ役職5〜10年目相当)が、本業の専門性とプロジェクトリード経験を活用して業務時間外に他社の課題支援に関与する働き方を指します。戦略立案・新規事業の事業化推進・組織改革・業務改革などのテーマで、プレイヤーとして手を動かしつつ案件全体をリードする型が中心です。

部長・課長クラスの「アドバイザリー寄り」副業との違いは、関与の深さにあります。マネージャー層は単なる助言ではなく、資料作成・ファシリテーション・実行計画の落とし込みまで手を動かすことが期待されます。時給単価より、案件完遂の実行力が報酬を決める構造です。

コンサルマネージャーと事業会社マネージャーの違い

副業設計を左右するのは、本業のキャリア背景による分岐です。コンサルファーム在籍のマネージャーと、事業会社のマネージャーでは、副業で売れる強みと適合する案件タイプが異なります。

コンサルマネージャー事業会社マネージャー
強み構造化・分析・複数案件並走・成果物品質業界知見・実行コミット・社内政治の読み
副業案件適合上流の戦略・新規事業企画事業化推進・実行支援・業界特化案件
月単価レンジ月30〜80万円月20〜60万円
案件獲得しやすさ戦略系エージェント経由が主流業界特化エージェント+人脈
競合避止の障壁中(クライアント領域に注意)高(自社事業領域に注意)

コンサルマネージャーは、複数案件並走の経験と成果物の品質基準が標準化されているため、副業案件のスコープ設計が比較的容易です。一方、事業会社マネージャーは特定業界の実務知見が深い反面、副業先の選定で自社事業との競合チェックを厳格に行う必要があります。

マネージャー副業が広がっている背景

コンサルファームの「Up or Out」の中で、マネージャーポジションでの滞留期間が長くなる構造的変化が進んでいます。シニアマネージャー昇進までの3〜5年間で、副業を通じた市場価値の確認と独立準備を進める動きが増えてきました。

事業会社側でも、デジタル化・新規事業強化の流れの中で、社外の専門人材を月稼働20〜40時間の副業形態で受け入れるニーズが広がっています。フリーランス協会が毎年公表する「フリーランス白書」でも、コンサル・IT・マーケティングといった専門スキル系の比率が高い層として継続的に取り上げられています(出典: フリーランス協会 フリーランス白書)。マネージャー層の経験は、この専門スキル系の需要と重なりやすい。

📊 NewAce支援データ

NewAceに登録するフリーコンサルへの調査では、独立後に収入が増えたと答えた人が83.1%、案件獲得経路としてエージェントを挙げた人が44.6%にのぼりました〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。マネージャー層の副業は、こうした独立後の収入動線を本業を続けたまま小さく試せる点に意味があります。100件超の支援で見てきた範囲でも、副業で積んだ単価が独立後の提示単価とつながりやすく、独立準備の計測手段として機能している、というのが率直なところです。

マネージャー副業の3タイプ——専門コンサル・スポット相談・プロジェクトリード

マネージャー層に適合する副業タイプは、関与の深さと案件期間で3つに整理できます。

タイプ1:専門コンサル型(プロジェクト参画)

3〜6ヶ月のプロジェクトに、週8〜15時間で参画する型です。月稼働32〜60時間、月額20〜60万円のレンジが中心になります。マネージャー副業の主流タイプで、案件量・テーマの選択肢が最も豊富。

戦略立案・新規事業の事業企画・業務改革・DX推進・組織改革など、上流からスコープを設計する案件が中心です。クライアント側は「フルタイムのコンサルを雇うほどの予算はないが、専門性の高い人材を継続関与させたい」というニーズで、マネージャー層の副業を歓迎します。

副業フリーコンサル完全ガイドで、専門コンサル型の単価相場と契約形態の選び方を整理しています。

タイプ2:スポット相談型(1〜数時間の個別相談)

特定領域の相談に対し、1〜数時間単位で対応する型です。1時間2〜10万円、月稼働4〜12時間、月収8〜40万円のレンジになります。ビザスク・MIMIR・GLG・スポットコンサルといったプラットフォーム経由が主流です。

マネージャー層のスポット相談単価は、本業の役職と専門領域の希少性で決まります。戦略系ファームのマネージャーで新規事業・M&A経験者は時間単価5〜10万円、事業会社マネージャーで特定業界・特定業務領域の経験者は時間単価2〜5万円が中心レンジです。

本業との両立負荷が最も軽いタイプで、副業の入り口として始めやすい構造です。

タイプ3:プロジェクトリード型(短期集中型)

1〜3ヶ月の短期プロジェクトを、週15〜25時間の高密度で完遂する型です。月稼働60〜100時間、月額50〜120万円のレンジになります。マネージャー層の中でも、戦略コンサル経験者で複数案件並走に慣れている層に限定されます。

新規事業の初期検証・M&Aデューデリ・組織再編の設計などで、短期間に集中投下できる人材が求められる案件で発生します。週25時間の副業稼働は本業との両立負荷が高く、長期維持は3〜6ヶ月が上限になりやすい設計です。

マネージャー副業3タイプの比較
タイプ月稼働月収レンジ適合する層持続可能期間
専門コンサル型32〜60時間20〜60万円全マネージャー層6〜12ヶ月以上
スポット相談型4〜12時間8〜40万円希少領域経験者継続的に可能
プロジェクトリード型60〜100時間50〜120万円戦略系経験者・短期集中可能3〜6ヶ月が上限
💡 ポイント

「副業で月いくら稼ぐか」を起点にするとプロジェクトリード型に寄りやすいですが、本業との両立持続性を考えると専門コンサル型を主軸にスポット相談型を組み合わせる設計が、長期維持と単価上昇の両方を成立させやすい構造です。

マネージャー副業の単価レンジ——本業背景別の実態

コンサルマネージャー層の単価レンジ

戦略系・総合系・IT系のコンサルファームのマネージャー層が副業で得られる単価は、ファーム種別と専門領域で分かれます。

ファーム種別スポット相談(1h)専門コンサル(月)プロジェクトリード(月)
戦略系(マッキンゼー・BCG・ベイン・ATカーニー等)5〜10万円40〜80万円80〜150万円
総合系(アクセンチュア・デロイト・PwC・KPMG・EY等)3〜6万円30〜60万円60〜120万円
IT系(NRI・アビーム・BIPROGY等)2.5〜5万円25〜50万円50〜100万円

専門領域別では、新規事業・DX・M&A・PMI・データ分析の5領域が高単価帯に位置します。同じ総合系マネージャーでも、新規事業領域経験者と一般的な業務改革経験者では、月単価で30〜50%の差が出るのが普通です。

事業会社マネージャー層の単価レンジ

事業会社マネージャーの単価は、所属企業の知名度・専門領域・役職レベルの掛け算で決まります。

本業ステータススポット相談(1h)専門コンサル(月)
上場企業 課長級2〜5万円20〜40万円
上場企業 部長級3〜8万円30〜60万円
大手SIer・大手SaaS マネージャー2.5〜6万円25〜45万円
外資系 マネージャー4〜10万円35〜70万円

新規事業企画・経営企画・財務・M&A・DXなどの上流テーマを担当してきたマネージャーは、コンサル系と同等の単価レンジに到達できるケースもあります。一方、オペレーション系(人事・労務・購買・物流)のマネージャーは、月15〜35万円のレンジに集中しやすい構造です。

稼働時間別の月収シミュレーション

副業として無理のない稼働時間は、平日夜2時間×週3日=週6時間と、土日のうち4〜6時間=週6時間の合計で、週8〜15時間が中心レンジになります。

マネージャー副業の稼働時間別月収シミュレーション
稼働パターン週稼働月稼働コンサル系マネージャー事業会社マネージャー
軽め週6時間24時間月15〜30万円月12〜25万円
標準週10時間40時間月25〜50万円月20〜40万円
集中型週15時間60時間月40〜80万円月30〜60万円

「集中型」を維持できる期間は3〜6ヶ月が現実的な上限です。本業のプロジェクト繁忙期と重なると一時的に副業稼働を落とす柔軟性が必要で、年間平均では「標準」レンジに収束するケースが多くなります。

🗣 代表コメント

「マネージャー層の副業初月の最大の壁は、稼働時間の見積もりです。本業で『1時間で終わる作業』も、副業先での文脈キャッチアップ・関係者調整を含めると2〜3時間かかるのが標準です。100件超の支援で見てきた範囲では、初月は予定稼働の1.3〜1.5倍に膨らむ傾向があるため、初回案件は標準パターンより一段低めの稼働で契約条件を組むのが安全だと感じます。」

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稼働時間の上限設計——プレイヤー兼任のマネージャーが見落とす3つの罠

マネージャー副業の最大の難所は、本業がプレイヤー兼任型である点です。純粋なライン管理職と異なり、自分自身がアウトプットを出す稼働が本業内に存在します。副業を上乗せする際、見落としやすい罠がいくつかあります。

罠1:本業の「不規則な繁忙期」を稼働見積もりに織り込まない

コンサルファームのマネージャーは、月末・期末・新規プロポーザル時期に本業稼働が週60〜80時間に跳ね上がります。事業会社マネージャーも、決算期・予算策定期・新規事業のローンチ前後で同様の繁忙が発生します。

これらの本業繁忙期を見落として副業の稼働を一定で見積もると、繁忙期に副業のデリバリーが破綻する事故が起きます。

回避策は、副業の契約条件に「月稼働±30%の変動幅」を初期段階で組み込み、繁忙期にスケジュール調整できる余地を残す設計です。クライアント側との初回擦り合わせで、「マネージャー職の本業特性」を明示しておくと、後段のトラブルを減らせます。

罠2:本業の品質基準を副業に過剰適用する

戦略系ファームのマネージャーは、本業の成果物品質基準(ストーリー構築・スライドの精度・複数視点の盛り込み)を副業案件にもそのまま適用しがちです。副業のクライアント側はその品質に対して相応の対価を支払う想定がないケースが多く、結果として「副業の時給換算が本業より低くなる」逆転が起きます。

回避策は、副業案件のスコープに対して「クライアント側が求める品質水準」を初回ミーティングで握り、本業の標準より一段軽い品質設計を許容する姿勢です。

罠3:本業の評価サイクルを副業の時間で削る

副業に時間を割いたことで、本業の昇進評価期間中のアウトプットが薄くなり、シニアマネージャー昇進が遅れるケースがあります。年収面でのインパクトは大きく、副業収入が昇進遅延の機会損失を上回らない、ということも起こり得る。

回避策は、本業の評価サイクル(昇進機会の半期・通期)の繁忙期は副業稼働を軽めにする設計と、本業での評価向上に直結する経験を副業で得る視点(例:本業で扱わない業界・テーマでの実行経験)を意識的に組み込む動き方です。

コンサル独立のベストタイミング判断では、マネージャー層が独立判断に至る年齢・経験・市場の3軸を整理しています。副業は、その判断の材料を集める場と言えるだろう。

マネージャー副業の始め方——案件獲得チャネル5つ

マネージャー副業をどこから始めるかは、案件獲得チャネルの選び方とほぼ同じ問いです。動線は主に5つに集約されます。本業の稼働が読みにくいうちは、契約や請求を代行してくれるエージェント経由を入口にすると、立ち上がりの負荷を抑えやすい。

チャネル1:フリーコンサル特化エージェント

専門コンサル型・プロジェクトリード型の案件を獲得する主流チャネルです。新規事業・DX・経営戦略・業務改革・組織改革などのテーマで、月20〜80万円のレンジが中心になります。エージェントが案件マッチング・契約・請求業務を代行するため、副業初期の負荷が軽くなります。

副業コンサルにおすすめのエージェント7選では、マネージャー層が登録すべきエージェントの選定基準を整理しています。

NewAceは新規事業領域に特化しており、コンサルマネージャー・事業会社マネージャー双方からの登録があります。100件超のプロジェクト支援の中で、副業として参画したい案件の選定・週稼働の調整・本業との両立サポートに対応しています。

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チャネル2:スポットコンサルプラットフォーム

ビザスク・MIMIR・GLG・スポットコンサル・コルクなどのプラットフォームで、1〜数時間のスポット相談に応じるチャネルです。マネージャー層の希少領域経験者(新規事業・M&A・特定業界)は依頼頻度が高く、時間単価3〜10万円のレンジが妥当な水準です。

チャネル3:個人ブランド・SNS経由

LinkedIn・X・noteでの専門領域の発信を起点に、直接相談・案件依頼を受けるチャネルです。立ち上げに時間がかかりますが、確立すれば中間マージンが発生しない直接契約となり、手取りベースで最も有利な水準も狙えます。

フリーコンサルのLinkedIn活用法で、専門領域の発信を案件獲得につなげる手順を整理しています。

チャネル4:前職人脈・OB会

過去のクライアント・元同僚・前職時代の取引先からの直接依頼です。信頼関係が前提のため案件マッチングの精度が高く、契約条件の柔軟性も大きくなります。一方、本業との利益相反の整理が複雑になりやすいため、案件ごとに人事・法務との連携が必要です。

チャネル5:業界特化エージェント・コミュニティ

特定業界(金融・ヘルスケア・製造業・小売)に特化したエージェント・コミュニティ経由で、業界知見が活きる案件を獲得するチャネルです。事業会社マネージャーで特定業界経験が深い層に適合します。

チャネル適合タイプ案件量単価レンジ始めやすさ
フリーコンサル特化エージェント専門コンサル型・プロジェクトリード型月20〜100万円
スポットコンサルPFスポット相談型1〜10万円/h
個人ブランド・SNS全タイプ自分次第不定△(時間要)
前職人脈・OB会全タイプ不定高め
業界特化エージェント業界特化案件月20〜60万円

初回はエージェント経由で1件を確保し、案件量と契約・請求の手間を肩代わりしてもらいながら型を作るのが、本業と並行する副業では立ち上がりが速い。慣れてきたらスポットコンサルや前職人脈を足し、最終的にSNS発信からの直接契約を伸ばしていく、という順番が手取りの面でも合理的です。実際、NewAceに登録するフリーコンサルでも案件獲得経路としてエージェントを挙げた人が44.6%と最多でした〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。マネージャー層であれば、まずはどのチャネルが自分の専門領域と稼働制約に噛み合うかを見極めるところから始めたい。

マネージャー副業を独立準備として使う——3〜6ヶ月で計測すべき4項目

マネージャー層が副業を独立準備に活用する場合、3〜6ヶ月の間に計測すべき指標が4つあります。

計測項目1:外部市場での自分の単価

本業の年収から逆算するのではなく、外部市場で実際に提示される単価を計測します。エージェント経由で複数案件の提示単価を比較すると、自分の領域・経験年数での市場相場が見えてきます。コンサルマネージャーの場合、本業の年収レンジを月割りした金額より外部単価が上回るケースが多く、独立後の年収見通しの起点になります。

計測項目2:クライアントワークの実際の負荷感

副業として案件を1〜2件こなす中で、「自分でクライアント開拓・契約交渉・成果物作成・請求業務までを担う負荷」を実体験で把握します。本業ではエージェント職能(営業・契約・経理)が分業されていますが、独立後は全てが自分の作業範囲になります。3〜6ヶ月の副業期間で、その負荷感に対する自分の許容度を測ります。

計測項目3:案件の継続性とパイプラインの太さ

副業案件が3〜6ヶ月単位で継続更新されるか、終了案件の代わりに新規案件をスムーズに獲得できるかを計測します。「継続中の案件2件以上」かつ「次の案件候補3件以上のパイプライン」を3ヶ月維持できれば、独立後の収入安定の見通しが立ちます。

計測項目4:自分のテーマ選好と強みの再認識

副業案件を複数こなす中で、「自分が高いパフォーマンスを出せるテーマ・業界・フェーズ」が明確になってきます。本業では振られる案件しか経験できませんが、副業では自分で選んだ案件で結果を出す経験ができます。この自己認識が独立後の専門領域の絞り込みに直結します。

副業から独立への移行ステップで、計測した4項目をどう独立判断に変換するかを整理しています。

🗣 代表コメント

「マネージャー層が副業から独立に踏み切るタイミングを見てきた範囲では、副業月収が本業の手取りの過半に届き、かつ継続案件が3ヶ月以上確保できている状態が、ひとつの起点になりやすいと感じます。独立後はエージェント経由でフルタイム前提の案件に切り替わるぶん、副業時より単価が伸びる例が多い。副業段階で本業手取りの半分前後が見えていれば、独立後に年収が本業を上回る設計も射程に入ってきます。」

マネージャー副業の落とし穴——よくある失敗3パターン

100件超の支援の中で、マネージャー副業で頻発する失敗パターンを3つ整理します。

失敗1:本業の専門領域と完全に同じテーマで副業を引き受ける

「本業で得意な領域だから副業も同じテーマで」と考えて引き受けると、利益相反の整理が複雑になり、本業の機密情報の取り扱いリスクが発生します。本業の競合・取引先と副業先が重なるリスクも見過ごせない。

回避策は、本業の専門領域を「業界軸」「テーマ軸」「フェーズ軸」の3軸で分解し、いずれか1〜2軸を本業と変えた案件を選定する設計です。例えば本業が金融×新規事業×事業企画なら、副業はヘルスケア×新規事業×事業化推進、というように軸をずらします。

失敗2:稼働時間を月固定で契約してしまう

「月40時間で固定」のような契約は、本業の繁忙期と副業の繁忙期がぶつかったときに調整余地がなくなります。マネージャー層は本業の稼働変動が大きいため、固定稼働契約は持続性が低くなります。

回避策は、「月稼働の上限・下限レンジ」を契約条件に組み込み、月単位で稼働量を調整できる柔軟性を確保する設計です。エージェント経由の案件であれば、エージェント側に「マネージャー職特有の稼働変動」を共有して交渉してもらう動き方ができます。

失敗3:副業の成果物に本業の品質基準を無条件適用する

戦略系ファームのマネージャーが、本業の品質基準(複数視点・ストーリーライン・データ精度)を副業案件にもそのまま適用すると、副業の時給換算が本業より大幅に低くなります。クライアント側もそこまでの品質を求めていないケースが多く、いわば過剰品質に陥りがちです。

回避策は、副業案件の初回ミーティングで「クライアントが期待する品質水準」を明確に握り、本業より一段軽い品質設計を許容する姿勢です。

NewAceで扱う実際の案件事例

フリーコンサルの案件に関連する案件を、公開中のものからいくつか紹介します。報酬・期間は掲載時点の目安です。

最新の募集状況はNewAceの案件一覧でご確認ください。

よくある質問

Q1. マネージャー昇進前のシニアコンサルでも副業はできますか?

可能です。フリーコンサル特化エージェントの登録要件は、戦略系ファームではシニアコンサルから、総合系ファームではシニアコンサルからマネージャー職以上が中心です。シニアコンサル層は専門コンサル型の案件で月15〜40万円、スポット相談で時間単価1.5〜4万円が目安のレンジになります。マネージャー昇進準備の段階で、市場価値を測る手段として役立ちます。

Q2. 事業会社マネージャーで副業実績がない場合、どこから始めるべきですか?

スポット相談型を入口にする動線が妥当です。ビザスクなどのプラットフォームで時間単価2〜4万円のスポット相談を月3〜5件こなし、副業の実績と自信を作ってから専門コンサル型のプロジェクト案件に進むのが安全な動き方です。エージェント登録時の「副業実績欄」も埋まり、案件マッチングがスムーズになります。

Q3. 副業案件のスコープが膨らんで稼働が想定の2倍になりました。どう対応すべきですか?

クライアント側との初期合意に立ち戻り、スコープの範囲を明文化する動きが起点です。スコープ拡大が必要な場合、追加報酬の交渉または契約期間の延長で対応するのが筋になります。「サービス精神」で稼働を吸収すると、3〜6ヶ月で副業の時給換算が本業より大幅に低くなり、持続性が損なわれます。

Q4. コンサルマネージャーが副業をする際、独立後の単価より低い水準で始めてもよいですか?

副業初期は実績・継続案件の確保を優先するため、独立後単価より15〜25%低い水準でスタートする設計は合理的です。3〜6ヶ月後にエージェントとの単価交渉、または別エージェント経由での案件提示で単価を引き上げる動きが現実的な経路になります。最初の案件単価に固執して案件機会を逃すより、複数案件をこなして市場での評価を積む方が独立後の単価上昇につながります。

Q5. 副業の確定申告は雑所得と事業所得のどちらで申告すべきですか?

判定の軸は金額ではなく事業性です。国税庁の取り扱いでは、その所得を得る活動が「営利性・継続性・独立性」を備え、帳簿書類の保存があるかどうかで事業所得か雑所得かを判断します(出典: 国税庁「所得税基本通達の制定について(法令解釈通達)」)。継続的にプロジェクト案件を引き受け、帳簿を付けて事業として営んでいる実態があれば事業所得として青色申告でき、青色申告特別控除(最大65万円)の対象になります。一方、単発のスポット相談が中心で帳簿管理もしていない場合は、雑所得での申告が実態に合うことが多いでしょう。給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になる点も押さえておきたいところです(出典: 国税庁 確定申告が必要な方)。フリーコンサルの確定申告のやり方で具体的な手続きを整理しています。

Q6. マネージャー層が副業案件を選定する際、避けるべき案件タイプはありますか?

3つあります。第一に、本業の競合・取引先・取引候補先での案件。第二に、本業より格上の品質基準を要求する案件(時給換算が本業より大幅に低くなる)。第三に、契約期間が1年以上の長期固定契約(本業の異動・繁忙期の調整余地がなくなる)。3ヶ月〜6ヶ月の更新型契約で、本業との変動を吸収できる柔軟性のある案件が安全な選択肢です。

マネージャー副業の使い分け——3つの読者タイプ別の結論

3〜6ヶ月の独立準備として副業を始めたい層

専門コンサル型のプロジェクト案件1〜2件+スポット相談型2〜4件の組み合わせで、月20〜50万円のレンジを6ヶ月維持します。フリーコンサル特化エージェントへの登録を起点に、新規事業・DX・経営戦略などのテーマで案件を3〜5件経験し、独立後の単価試算と継続案件パイプラインの目処を立てます。

本業を続けながら市場価値を計測したい層

スポット相談型を主軸に、月稼働4〜10時間で月10〜30万円のレンジを安定確保します。本業との両立負荷が最も軽く、希少領域経験者は時間単価5〜10万円で月20〜40万円に到達できる場合もあります。

短期集中で高単価を狙いたい層

プロジェクトリード型の案件を3〜6ヶ月単位で受け、月50〜120万円のレンジに挑戦します。戦略系ファーム経験者で複数案件並走に慣れている層に限定される動き方ですが、独立後の高単価案件の試走としても機能します。3〜6ヶ月で疲弊するリスクが高いため、案件終了後のリカバリー期間を設計に組み込むのが安全です。

マネージャー副業は、本業のキャリア背景と将来のキャリア計画によって、最適な動き方が大きく分かれます。新規事業領域は単価レンジ・継続率の両面で副業に向いた案件タイプが多く、独立検討者にとっては入りやすい領域になります。

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この記事を執筆した人

  • 長尾 浩平

    新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。 東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。 2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。

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