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2025.04.23
顧客ロイヤリティって最近よく聞くけど、でも実際は何なの?
顧客満足やリピート率とごちゃ混ぜにしてると、本質が見えづらくなりますよね。
ちゃんと理解しないと、狙った効果が出ないかもしれません。
今回は顧客ロイヤリティの定義や比較、高める施策と成功事例について紹介します!
この記事で分かること!
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それでは、本章をチェックください。
目次
顧客ロイヤリティとは、企業やブランドに対して顧客が持つ信頼や愛着の強さを指します。
単なる満足度ではなく、「また買いたい」「他人に薦めたい」という心理的な結びつきが含まれます。
LTV(顧客生涯価値)やリピート率の向上にも大きく関わるため、マーケティングにおいて最重要の指標ともいえます。
それではまず、ロイヤリティの基本から詳しく見ていきましょう。
「ロイヤリティ(loyalty)」とは忠誠心、忠実さという意味を持つ言葉です。
ビジネスの場では、顧客が企業やブランドにどれだけ継続的に関わってくれるかを表します。
たとえば、毎月決まって同じスキンケアブランドを購入し続けている人がいた場合、それは高いロイヤリティの表れです。
価格が少し高くても、他の選択肢があっても、そのブランドを選ぶ。
これは機能や品質以上に「感情的な価値」が働いている証拠です。
つまり、ロイヤリティとは「機能的満足+感情的な結びつき」の両方で成り立っているのです。
近年、マーケティングでは「顧客の獲得」よりも「顧客の維持」が重視されるようになっています。
その背景には、獲得コストの上昇と競争の激化があります。
新規顧客の獲得コストは、既存顧客維持の5倍と言われています。
たとえば、サブスクリプション型のサービスでは、解約を防ぎ、継続してもらうことが最重要課題です。
「満足しているけど離れる」ケースを減らすには、単なる機能提供ではなく、愛着や信頼を育てることが必要です。
その中心にあるのが「ロイヤリティ」なのです。
顧客ロイヤリティは、目に見えにくい「関係性」の指標を数値化できるツールにもなります。
ロイヤリティを測ることで、マーケティング施策の改善点が見えてきます。
たとえば、NPSを活用すれば、「推奨者」「中立者」「批判者」に顧客を分類できます。
「推奨者」が多いブランドほど、自然と口コミで広がり、獲得コストを抑えつつ成長できます。
ロイヤリティは「未来の売上を予測する鏡」としても使えるのです。
顧客との関係性を点ではなく線で捉え、長期的に見る視点がマーケターにとって不可欠です。
次は、「顧客満足やリピート率との違いを理解しよう」に進みます。
顧客ロイヤリティと混同されやすい指標に、「顧客満足」と「リピート率」があります。
似ているようで、実はそれぞれ異なる意味と役割があります。
正しく違いを理解することで、施策の精度が大きく高まります。
「顧客満足」は、商品やサービスに対して感じた満足度を表します。
一方で、ロイヤリティは満足を超えた“関係性”を重視する概念です。
たとえば、あるレストランで料理がおいしかったとしても、「また来たい」とまでは思わなければ、ロイヤリティは高いとは言えません。
価格が高い、アクセスが悪いなどの要因があれば、満足していても再訪しない場合もあります。
ロイヤリティの高い顧客は、多少の不満があっても離れにくいという特徴があります。
だからこそ、単なる満足を超えた「つながりづくり」がマーケティングでは重視されるのです。
「リピート率」は、どれだけ顧客が再度購入してくれたかを示す数値です。
ロイヤリティとは密接に関係していますが、イコールではありません。
一時的な再購入だけでは、ロイヤリティの高さは測れないのです。
たとえば、コンビニで毎朝同じコーヒーを買う人がいるとして、それが「習慣」なのか「信頼感」なのかは分かりません。
本当は他社の方が味が好みだけど、時間がないから仕方なく買っている可能性もあります。
ロイヤリティは「なぜ選ばれるか」「何が動機か」を深掘ることで、リピート率の裏にある真の要因を理解できます。
単なる数字では見えない「背景」を把握することが重要です。
顧客の本音や関係性を正確に捉えるには、1つの指標だけでは不十分です。
複数の指標を組み合わせて、立体的に把握することが求められます。
たとえば、リピート率が高くても、NPSが低い顧客が多ければ、それは「表面的なつながり」に過ぎません。
その場合、競合が出てきた途端に離脱されるリスクもあります。
定量データ(数値)と定性データ(言葉や感情)を掛け合わせて分析することで、ロイヤリティの真の実態が見えてきます。
複雑な顧客心理を把握するには、多角的な視点が必要です。
次は、「顧客ロイヤリティを高めるための施策3選」に進みます。
顧客ロイヤリティを高めるには、単なる販促やサービス強化では不十分です。
顧客の気持ちに寄り添い、継続的な関係を築くための“仕組み”が求められます。
どれも明日から実践できる、実効性のある施策ばかりです。
現代の顧客は「自分のための体験」に価値を感じます。
一人ひとりに最適化された提案が、愛着を生むカギです。
たとえば、ECサイトで特定のカテゴリばかり閲覧している顧客に対して、そのジャンルの新商品情報を優先的に案内する。
また、誕生日にクーポンを送る、会員ステータスに応じた限定特典を出すといった対応も効果的です。
「この企業は自分を理解してくれている」と感じてもらうことが、ロイヤリティにつながります。
MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用すれば、パーソナライズも効率的に実現できます。
感情に訴える体験こそ、リピートの動機になるのです。
ロイヤリティ向上に欠かせないのが、継続的な接点の確保です。
「売ったら終わり」ではなく、「買った後」こそが勝負です。
たとえば、購入後3日目に使用感を聞くアンケートを送る。
1週間後には、関連商品や活用方法の紹介コンテンツを届ける。
このような丁寧なコミュニケーションは、顧客との距離を縮めます。
「この企業は気にかけてくれている」と思わせることが、信頼の土台になります。
情報の一方通行ではなく、対話を意識した設計が重要です。
チャットボットやFAQとの連携で、スムーズなサポートも提供できます。
ロイヤリティの高い顧客ほど、自社に対して声を届けてくれる存在です。
その声を“聞いて終わり”にせず、改善につなげる姿勢が評価されます。
たとえば、「この商品にこの機能が欲しい」という要望を受けて、数ヶ月後にその機能を追加したとします。
その際、「お客様の声をもとに改良しました」と発信すれば、顧客は“自分の意見が反映された”と感じます。
これは、単なる商品満足を超えた「共創意識」につながります。
双方向の関係を築くことで、顧客は「応援したい存在」へと進化していきます。
改善が続く企業は、自然とロイヤリティも高まっていきます。
次は、「成功企業に見る顧客ロイヤリティ戦略の実例」に進みます。
顧客ロイヤリティを高める戦略は、理論だけでは不十分です。
実際に成功している企業の取り組みから、現場で活かせるヒントを学びましょう。
実例を通じて、理想的な顧客関係のあり方が見えてきます。
NetflixやSpotifyなど、サブスクリプション型サービスのロイヤリティ戦略は秀逸です。
「継続される仕組み」に加え、「期待を超える体験」を設計しています。
たとえばNetflixでは、視聴傾向に応じたオリジナル作品のレコメンドがあり、「自分好みの番組を分かってくれている」と感じさせます。
さらに、UIや再生機能も常に改善され、使いやすさが維持されています。
これは、機能だけでなく“感情面の快適さ”も重視した設計です。
ユーザーが「わざわざ解約する理由がない」状態を保てることが、継続率の高さを支えています。
スターバックスは、顧客ロイヤリティの高さで有名な企業です。
リワードプログラムやアプリによる体験設計が巧みに組み込まれています。
スタバのファンは、コーヒーの味だけではなく、「体験」を楽しみに来ています。
名前を呼んで注文を渡すスタイルは、“自分が覚えられている”という特別な感覚を生み出します。
また、アプリを通じた利便性も高く、店舗との心理的な距離が近くなります。
こうした細部の積み重ねが、強いロイヤリティを形成しているのです。
無印良品は、顧客とともに商品開発を行うスタイルで知られています。
「くらしの良品研究所」などを通じて、ユーザーの声を商品に反映しています。
たとえば、「収納用品のサイズをもう少し変えてほしい」といった声が商品に反映され、実際にシリーズ化された例もあります。
また、改善内容を公開し、「これはお客様の声から生まれました」と伝える姿勢も評価されています。
この透明性と誠実さが、ブランドへの信頼感を育てているのです。
ロイヤリティは一方的に与えるものではなく、「一緒に育てる」意識が大切です。
顧客ロイヤリティは、単なるリピートや満足度とは異なる、顧客と企業の関係性そのものです。
数字では測りきれない「信頼」「愛着」「共感」が、ビジネスの未来を左右します。
今の時代、顧客は「商品やサービスの質」だけでなく、「自分がどう扱われているか」を敏感に感じ取ります。
だからこそ、丁寧なコミュニケーションと共感できる体験設計が必要です。
パーソナライズやフィードバックの反映、双方向の関係性がロイヤリティを高める決め手になります。
成功企業に共通しているのは、「顧客と長くつながる設計」を最初から意識していることです。
そしてその成果は、LTVの向上、口コミによる拡散、価格競争からの脱却といった形で表れます。
あなたのビジネスでも、今すぐできる小さな工夫から始めましょう。
・顧客の声に耳を傾ける
・感謝の一言を届ける
・行動履歴をもとに提案する
そんな“ひと手間”の積み重ねが、他社との違いを生みます。
顧客が「この会社と長く付き合いたい」と思ってくれるような体験を、ぜひ設計してみてください。
ロイヤリティは「信頼のスコア」です。
顧客と心でつながるマーケティングを、あなたの戦略の中心に据えていきましょう。
今回は、顧客ロイヤリティの定義と実践方法を紹介しました!
この記事のポイント!
顧客ロイヤリティは、継続利用だけでなく「選ばれ続ける理由」をつくることが大事だとわかりました。
感情に寄り添う対応が、LTVや口コミの向上にもつながる戦略でした。
顧客ロイヤリティって、数字だけじゃ測れない価値ですね。
長く選ばれる企業を目指して、一歩ずつ信頼を積み上げてください。
コンサル案件をお探しならフリーコンサルマッチングサービス|Re-neWにぜひご相談ください。
この記事を執筆した人
長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。
東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。
2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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