フリーコンサルの案件獲得・単価アップ|2026.06.21
フリーコンサルの面談通過率|通過を高める準備と対話を解説【2026】
書類が通って、いよいよ面談。スキルがあっても伝わらなければ見送りになり、経歴が地味でも対話で信頼を得て決まることがあります。面談は...
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フリーコンサルの案件獲得・単価アップ
2026.06.18
案件に応募しても、すべてが決まるわけではありません。応募して、面談して、見送りになる。この「応募に対してどれくらい決まるか」が案件獲得率です。平均値を知りたい気持ちと、自分の決まりにくさを直したい気持ち。その両方を抱える方は多いのではないでしょうか。
ただ、獲得率に一律の平均値は存在しにくいと言えます。案件の形態や商流、個人のスキルで大きく変わるからです。一方で、獲得率を左右するのはマッチ度・提案の質・面談での伝わり方・動きの量とはっきりしています。数字を追うより、ここに集中したほうが効きます。
100件以上の支援でマッチングを見てきた範囲から、獲得率の考え方を掘り下げていきます。具体的な数値は案件や個人で大きく変わるため、目安として読んでみてください。
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それでは、本章をチェックください。
目次
獲得率という言葉は、人によって指すものが違います。まずは、この記事で扱う獲得率が何を意味するのかを揃えておきましょう。
案件獲得率とは、応募やエントリーをした案件のうち、実際に参画が決まった割合のことです。十件にエントリーして一件決まれば、ざっくり一割。分母を何に取るかで数字は変わります。エントリー数を分母にする場合もあれば、面談まで進んだ数を分母にする場合もあります。だから、他人の「獲得率」をそのまま自分と比べても、参考程度にしかなりません。ここで大事なのは、正確な数字を出すことより、自分の動きのどこで落ちているかを把握すること。エントリーで落ちているのか、面談で落ちているのか。落ちる場所が分かれば、打ち手が見えてきます。
| 段階 | 落ちる理由の例 | 効く打ち手 |
|---|---|---|
| エントリー | スキルと要件が合っていない | 案件の選び方を見直す |
| 書類・経歴 | 経験が伝わっていない | 提案・経歴の見せ方を磨く |
| 面談 | 信頼や相性が伝わらない | 面談での対話を改善する |

獲得率を上げるには、まず自分がどの段階で落ちているかを知ることが出発点になります。案件の探し方そのものはフリーコンサルの案件の探し方で扱っています。決まる確率は営業力とも深く関わります。営業の考え方はフリーコンサルの営業力で整理しています。
100件以上の支援で案件のマッチングを見てきた範囲では、獲得率を一律の数字で語ることはできません。同じ人でも、得意領域の案件なら高く、畑違いの案件なら低い。エージェント経由か直接かでも変わります。ただ、傾向としてはっきりしているのは、決まりやすい人ほど「数を打つ」より「合う案件に絞って丁寧に提案する」という点です。手当たり次第に応募する人より、自分の強みと案件の要件が重なるところを見極めて動く人のほうが、結果的に決まっています。獲得率は確率の問題に見えて、実は選び方と伝え方の問題なのだと感じます。
「フリーコンサルの平均獲得率は何割か」という問いには、正直に言えば答えがありません。なぜ一律の数字が出せないのか。その理由を理解しておくと、数字に振り回されずに済みます。
理由は、獲得率を決める変数が多すぎるからです。まず、案件の形態が違います。常駐かリモートか、稼働日数がどれくらいか、求められる専門性がどの程度か。次に、商流が違います。エージェント経由なのか、エンド直なのか、多重下請けなのかで、決まりやすさは変わります。さらに、個人の差が大きい。経験年数、専門領域、過去の実績、面談での伝え方。同じ案件でも、人によって結果は違います。これらが掛け合わさるため、「平均◯割」という数字は、出せたとしても自分には当てはまりません。公開された統一的な統計も見当たらないのが実情です。だから、他人の数字を探すより、自分の獲得率を自分で把握するほうが役に立ちます。
そもそも、案件をどこから得ているかも人によって違います。フリーコンサルの案件獲得経路を見ると、エージェント経由が44.6%と最も多く、登録しているエージェント数は2〜3社が48.5%でした〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。複数のエージェントを併用する人と、特定の経路に絞る人とでは、母数となるエントリー数も決まり方も変わってきます。同じ「獲得率」という言葉でも、前提がこれだけ違えば、横並びの比較が難しいことが見えてくるでしょう。
獲得率が一律にならない要因を挙げると、次のようになります。
商流による違いは特に大きく出ます。エンド直と多重下請けでは、決まり方も単価も変わります。商流の考え方はフリーコンサルのエンド直案件で扱っています。単価との関係は新規事業フリーコンサルの単価相場も参考になります。
「平均獲得率」を探しても、自分の役には立たないことが多くあります。案件の形態、商流、個人のスキルや実績。変数が多すぎて、一律の数字は当てはまらないからです。意味があるのは、他人の数字ではなく、自分の獲得率を段階ごとに把握すること。エントリーで落ちるのか、面談で落ちるのか。落ちる場所が分かれば、打ち手は具体的になります。数字を比べて落ち込むより、自分の動きを分解して改善するほうが、ずっと前に進めるはずです。
獲得率は運ではありません。決まりやすさを左右する要素は、ある程度はっきりしています。何が効くのかを知れば、動きを変えられます。
最も大きいのは、マッチ度です。自分のスキルや経験と、案件の要件がどれだけ重なるか。ここがずれていると、どんなに提案を磨いても決まりにくい傾向があります。次に、伝え方の質があります。同じ経験でも、相手の課題に結びつけて語れるかどうかで、印象は変わります。提案資料や経歴の見せ方が、ここに効きます。三つ目は、面談での対話です。スキルがあっても、相性や信頼が伝わらなければ決まりません。最後に、動きの量があります。獲得率が一定でも、動く回数が少なければ決まる絶対数は増えません。質を上げつつ、一定の量も確保することが必要です。
獲得率を左右する要素を挙げると、次のようになります。

このうち伝え方は、提案資料の質に直結します。相手の課題から語る構成はフリーコンサルの提案資料で扱っています。相手によって響く伝え方は変わります。相手別の違いはフリーコンサルのクライアント種類も参考になります。
獲得率が上がらないという相談を受けると、私はまず「どの案件に応募しているか」を見ます。多くの場合、決まらない原因は提案の巧拙より、案件選びのミスマッチにあるんです。自分の強みと噛み合わない案件にいくら応募しても、決まりません。逆に、得意領域に絞って丁寧に提案すれば、獲得率は自然に上がります。数を打てば当たる、という発想で疲弊する方もいますが、私は『合う案件を見極めて、そこに力を集中する』ことをおすすめしています。獲得率は、動く前の選び方でかなり決まっているんです。
「決まる確率を上げたいが、まず何から手をつければいいのか」。独立して間もない方や、これから案件を取りにいく方ほど、この入口で迷いがちです。やみくもに応募数を増やす前に、次の順番で進めると無駄打ちが減ります。
最初の一歩は、記録をつけることです。感覚で「最近決まらない」と感じていても、数えてみるとエントリー段階で大半が落ちている、というケースは珍しくありません。落ちる場所が見えれば、直すべき箇所も自然に絞られていきます。複数のエージェントを併用している人が多い背景には、経路を分散させて母数を確保する狙いもあるのでしょう。
この入口を丁寧に通った先に、独立の手応えがあります。フリーコンサルを対象にした調査では、独立後に収入が増えたと答えた人が83.1%、もう一度独立を選ぶと答えた人が78.5%にのぼりました〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。決まる確率は、入口の進め方しだいで後から伸ばせる余地が大きいと考えられます。
最後に、獲得率とどう付き合うかを整理しておきます。数字に一喜一憂するより、改善の道具として使いたいところです。自分の動きを見直す視点として捉えるとよいでしょう。複数案件を回す場合の考え方はフリーコンサルの案件掛け持ちも参考になります。
自分の獲得率を段階ごとに把握し、落ちる場所を特定して打ち手を変えられる人は、獲得率を味方にできます。エントリーで落ちるなら案件選びを、面談で落ちるなら対話を見直す。数字を改善のヒントとして使えば、動くほど精度が上がっていきます。フリーの働き方の全体像はフリーコンサルの実態も参考になります。
他人の獲得率と比べて落ち込みやすい人、一件の見送りで自信を失いやすい人は、数字を細かく追わないほうがいいかもしれません。獲得率は変数が多く、短期では揺れます。大事なのは、合う案件を見極めて丁寧に提案するという基本を続けること。確率は、正しい動きを積み重ねた結果として後からついてきます。
迷ったときは、「数字を比べる」より「自分の落ちる場所を直す」と考えると整理しやすくなります。獲得率を改善の道具として使えること。それが、フリーとしての成熟だと言えるでしょう。NewAceでは新規事業領域のフリーコンサル案件を、その人の強みと噛み合う形で紹介しています。決まりやすい案件選びを相談したい人は、気軽に面談を活用してみてください。
フリーコンサルの案件でどのような案件が動いているか、公開中の事例から見てみます(報酬・期間は掲載時点の目安)。
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この記事を執筆した人

長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。 東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。 2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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