フリーコンサルの案件概要|2026.06.26
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フリーコンサルの案件概要
2026.06.16
「小売の案件」と聞くと、店舗運営や販売の知識が要るのでは、と身構える方もいるかもしれません。けれど実際に動いている案件の多くは、顧客データの活用や買い物体験の設計、デジタル新規事業の立ち上げといった、事業づくりそのものです。店舗とネットの境目が薄れるなかで、小売業は事業のつくり直しを迫られています。
結論から言えば、小売・EC案件は生活者目線で事業を考えられるフリーコンサルと相性のいい領域です。オムニチャネルやデータ活用、新業態づくりといったテーマがあり、自分の専門を生活者に近い事業へ展開できます。
NewAceとして100件超の支援で見てきた範囲をもとに、案件の全体像と参入の勘所を見ていきます。業界動向は公開情報をもとにした概要のため、個別企業の取り組みは各社の発信を確認してください。
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それでは、本章をチェックください。
目次
小売業は、店舗で商品を売る事業から、店舗とネットを行き来する買い物体験をまるごと設計する事業へと変わってきました。スマートフォンで調べてから店舗で買う、店舗で見てネットで買う、といった行動が当たり前になり、店舗とECを切り離して考えることが難しくなっています。この変化のなかで、小売業は事業のつくり直しを進めています。
小売・EC案件の特徴は、生活者にとても近いことです。買い物という日常の行動を相手にするため、事業の良し悪しが生活者の反応にすぐ表れます。だからこそ、生活者を起点に事業を考える力が問われます。商品をどう並べるかではなく、生活者にどんな体験を届けるかを設計する仕事に、フリーコンサルが関わります。
EC専業の事業者も、同じ変化のなかにいます。ネットだけで完結していた事業が、店舗やアプリ、SNSと結びつきながら広がっている。D2Cブランドの立ち上げや、ECを軸にした新規事業など、デジタルを起点に事業をつくる動きが活発です。

小売・EC案件で動いているテーマは、いくつかの方向に整理できます。
ひとつは、オムニチャネルやOMOと呼ばれる、店舗とネットを融合させる取り組みです。店舗とECで顧客情報をつなぎ、どこで買っても同じように扱われる体験をつくる。これは単なるシステム連携ではなく、事業のかたちそのものを設計し直す仕事になります。生活者の行動を理解し、事業として組み立てる力が求められます。
次に、顧客データの活用があります。会員IDやアプリを通じて集まる購買データを使い、一人ひとりに合った提案や品揃えを実現する動きです。データを集めるだけでなく、それを事業の成果につなげる設計が見られています。この発想はフリーコンサルの通信業界案件で見た経済圏やデータ活用の流れとも通じるものがあります。
そして、デジタルを軸にした新規事業があります。リテールメディアと呼ばれる広告事業、サブスクリプション型のサービス、新しい業態づくりなど、既存の小売事業の枠を超えた取り組みです。小売が持つ顧客接点や購買データを使って、新しい収益源をつくろうとする案件が増えてきました。この流れはフリーコンサルの製造業案件で見たサービス化の動きとも重なります。
小売・EC案件で問われるのは、店舗運営の現場知識よりも、生活者を起点に事業を描く力です。小売業は生活者にとても近いため、生活者の行動や気持ちを理解し、それを事業として組み立てられる人材が重宝されます。
求められる経験は、案件の領域によって変わります。オムニチャネルの領域では、事業のかたちを設計し直す構想力が活きます。データ活用の領域では、データを事業成果につなげる設計の経験が重視されます。新規事業の領域では、市場の見立てから事業モデルの設計、立ち上げまでを進めた経験が評価されます。
ここで効いてくるのが、生活者向けの事業に関わった経験です。小売・ECは生活者の反応がすべてを左右する。だからこそ、生活者を相手に事業を動かした感覚を持つ人材が信頼されやすいでしょう。事業会社の側で新規事業に関わった経験がある方は、その強みがそのまま活きます。詳しくは事業会社出身フリーコンサルの強みで整理しているので参考にしてください。
専門領域ごとの案件の違いは戦略系・業務系・IT系の案件の違いも参考になります。小売・ECでは戦略から実行まで幅広い役割があり、自分の強みがどこに合うかを見極めることが大切です。
小売・EC案件の単価は、テーマと役割によって幅があります。新規事業やデータ活用といった成長に直結するテーマでは相応の予算がつきやすい一方、領域や規模によって条件は変わります。新規事業フリーコンサル全体の単価感としては、月単価が160万円を超える層が41.5%、140〜160万円が最も多い18.5%という分布も出ています〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。小売・EC案件の単価も、おおむねこのレンジのなかに収まる目安と考えておくとよいでしょう。
単価の考え方そのものは新規事業フリーコンサルの単価相場で整理しているので、業界の傾向とあわせて捉えてください。小売・ECでは、生活者に近い事業ほど成果が見えやすく、成果を出せる人材への評価が単価に反映されやすい領域です。
小売・EC案件のもうひとつの特徴は、スピード感と変化の速さです。生活者の行動や買い物のトレンドは移り変わりが速く、事業も素早く動かす必要があります。試して、反応を見て、すぐ次の手を打つ。この速いサイクルを楽しめる人にとって、小売・ECはやりがいの大きい領域です。

小売・EC案件に入るには、自分の専門領域の経験を、生活者に近い事業のどこに活かせるかを語れる準備が要ります。小売の現場知識より、生活者を起点に事業を描けることが鍵になります。
まず、店舗とネットの融合という変化の流れを押さえておきます。オムニチャネルやOMOとは何を指すのか、小売業がどこへ向かおうとしているのかを理解しておけば、面談での会話が深まります。次に、自分の専門領域の経験を、小売・ECの事業にどう展開できるかを言語化します。データ活用の経験があるなら、購買データをどう事業成果につなげるか、といった具体像を描けるようにしておきたいところです。
そして、小売・EC領域に通じたエージェントとの接点を持っておくことです。小売業の新規事業やDXの案件には、紹介経由で出会うものも少なくありません。案件の探し方はフリーコンサルの案件の探し方で整理しているとおり、業界に通じた紹介ルートを持っておくと、小売・EC案件への距離が縮まります。NewAceの実態調査でも、案件獲得経路としてエージェント経由を挙げた人が44.6%と最も多くなっています〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。
小売・EC案件は「小売の現場を知らないと無理」と思われがちですが、デジタルや新規事業のテーマでは生活者起点の事業づくりの力こそが効きます。必要なのは、生活者にどんな体験を届けるかを描けること。自分の専門を、生活者に近い事業に乗せる発想です。ここを起点に準備を進めていきましょう。
小売・EC案件は、ひとつの取り組みで終わらせず長く関わることで価値が大きくなります。生活者の行動は変わり続けるため、一度設計した事業も改善を重ねる必要があるからです。
長く関わるうえで意識したいのは、変化に合わせて事業を育て続ける姿勢です。買い物のトレンドや生活者の期待は移り変わります。その変化を捉えながら、事業を少しずつ良くしていく。フリーコンサルが入って仕組みを整えても、それを動かし続けるのは小売業の社員です。だからこそ、考え方や進め方を社内に残し、自分がいなくても回る形をつくることが信頼につながります。
NewAceが100件以上の支援で見てきた範囲では、小売やEC領域の新規事業に関わる案件もありました。そこで成果を出した方に共通していたのは、現場の知識より生活者起点の発想で勝負していた点です。生活者にどんな体験を届けるかを軸に、データや新規事業を組み立てる。そうした関わり方をした方が、変化の速い小売・ECで長く関わる傾向が見えています。
小売・ECの案件は、生活者の反応がすぐ返ってくるのが面白いところです。私自身、事業会社で新規事業に関わってきて感じるのは、生活者を起点に考えられるかどうかが事業の成否を分けるということです。買い物という身近な行動を相手にする小売・ECは、生活者目線を持つフリーコンサルにとって力を発揮しやすい舞台だと考えています。
ここでは小売・ECに近い案件を、NewAceで公開中の事例から取り上げます(報酬・期間は掲載時点の目安)。
最新の募集状況はNewAceの案件一覧でご確認ください。
小売・ECのフリーコンサル案件は、店舗とネットの融合や顧客データ活用、デジタル新規事業といったテーマのなかで、生活者を起点に事業を描く力を発揮できる領域です。店舗運営の現場知識より、生活者にどんな体験を届けるかを構想する力が試されます。
動いているテーマは、オムニチャネルやOMO、顧客データの活用、リテールメディアや新業態といったデジタル新規事業まで幅広い領域に及びます。求められるのは生活者起点で事業を描く力で、生活者向けの事業に関わった経験が活きやすいでしょう。変化の速さとスピード感が特徴で、試して改善するサイクルを楽しめる人に向いています。
まず店舗とネットの融合という変化の流れを押さえ、自分の専門を小売・ECの事業にどう活かせるかを言語化します。そのうえで、小売・EC領域に通じたエージェントとの接点を持っておく。紹介経由で出会う案件が多いからこそ、業界に通じたルートが小売・EC案件への近道になります。
NewAceは新規事業領域に特化したフリーコンサル案件紹介エージェントとして、100件超の支援実績を持っています。小売・ECの新規事業やデジタル化の領域で自分の経験を活かしたいと考えるなら、まずはどんな案件があるかを知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
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この記事を執筆した人

長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。 東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。 2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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