フリーコンサルの案件獲得・単価アップ|2026.06.21
フリーコンサルの面談通過率|通過を高める準備と対話を解説【2026】
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フリーコンサルの案件獲得・単価アップ
2026.06.17
収入は増やしたい、でも品質は落としたくない。複数案件の掛け持ちを考えるとき、多くの人がこの両立で迷います。回しきれずに信頼を落とせば、本末転倒になりかねません。
先に書くと、掛け持ちが回せるかどうかは件数より「稼働の設計」で決まる。何件持つかではなく、それぞれにどれだけの時間と意識を割けるかが先です。無理に詰め込めばどの案件も中途半端になりますし、逆に稼働をうまく設計できれば、複数案件はフリーの強みになります。
100件以上の支援で複数案件を回す人を見てきた範囲から、掛け持ちのコツをフラットに整理していきます。回せる件数や形は人それぞれなので、自分の状況とあわせて読んでみてください。
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それでは、本章をチェックください。
目次
掛け持ちを考えるとき、多くの人はまず「何件持てるか」を気にします。けれど、本当に見るべきは件数ではありません。一件あたりにどれだけ稼働を割けるか。ここが起点になります。
フリーコンサルの案件は、稼働量で大きく性質が変わります。週5日フルで入る常駐型もあれば、週1〜2日の伴走型、月数回のスポット型もあります。フルの案件を二つ抱えれば、当然どちらも回しきれません。けれど、週1〜2日の案件なら、二つ三つを並行しても破綻しにくくなります。掛け持ちの可否は、案件の稼働量を足し合わせて、自分のキャパシティに収まるかで決まる。件数の多さではなく、稼働の総量で考えるのが出発点です。
| 稼働タイプ | 目安 | 掛け持ちのしやすさ |
|---|---|---|
| 常駐型 | 週4〜5日 | 単独が基本 |
| 伴走型 | 週1〜2日 | 複数と組み合わせやすい |
| スポット型 | 月数回 | 隙間に差し込みやすい |

つまり、掛け持ちを前提にするなら、稼働の軽い案件をどう組み合わせるかが鍵になります。専業か兼業かで掛け持ちの位置づけも変わります。働き方全体はフリーコンサルの専業と兼業で整理しています。フリーの働き方の全体像はフリーコンサルの実態も参考になります。
支援の現場で複数案件を回す人を見てきた範囲では、掛け持ちが安定している人ほど、件数ではなく稼働の総量で管理しています。週1〜2日の伴走型を軸に、二つ三つを組み合わせる形が多いです。逆に、常駐に近い案件を無理に二つ抱えて疲弊する例も見てきました。掛け持ちの成否を分けるのは、欲張って詰め込まないこと、そして案件ごとの稼働を最初に見積もっておくことだと感じます。数を増やすほど収入は伸びますが、回しきれなければ信頼を失います。そのバランスを見極められる人が、掛け持ちを続けています。
掛け持ちには、単独案件にはない強みがあります。ただ、その裏側には注意すべき点もあります。両面を見ておきましょう。
掛け持ちの最大のメリットは、収入の積み上げとリスク分散です。複数の案件から報酬が入れば、単独よりも収入は伸びやすくなります。独立後に収入が増えたと答えた人は83.1%にのぼり〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕、稼働を埋める手段として掛け持ちを選ぶ人も少なくありません。さらに、一つの案件が終了しても、ほかが残っていれば収入がゼロになることはありません。単独案件は、契約が切れた瞬間に収入が途絶えます。掛け持ちは、その断崖をなだらかにしてくれます。一方の注意点は、それぞれへの集中が分散すること。複数を同時に進めると、頭の切り替えコストがかかります。スケジュールの調整も難しくなり、会議が重なれば板挟みになります。さらに、納期や品質が一つでも崩れると、複数の発注元との信頼に響きます。掛け持ちのリスクは、兼業全般のリスクとも重なります。詳しくはフリーコンサルの兼業リスクで扱っています。
掛け持ちのメリットと注意点をまとめると、こうなります。
注意点をふまえても、掛け持ちは収入の安定に効きます。複数の発注元と直接つながれば、紹介や継続も生まれやすくなります。案件の入口を増やす意味で、複数のエージェントに登録しておく人も多いです。独立者の案件獲得経路で最も多いのはエージェント経由(44.6%)で、登録社数は2〜3社が48.5%と半数近くを占めます〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。掛け持ちの母数は、ひとつの経路だけに頼らないほうが安定します。商流の考え方はフリーコンサルのエンド直案件で扱っています。単価の考え方は新規事業フリーコンサルの単価相場も参考になります。
掛け持ちは「収入とリスク分散」と「集中の分散」が表裏一体です。複数案件を抱えれば収入は積み上がり、一つ終わっても収入は途切れにくくなります。ただ、頭の切り替えやスケジュール調整の負荷は確実に増えます。掛け持ちで成果を出せるかどうかは、件数を増やす勇気ではなく、各案件の稼働を見積もり、自分のキャパシティ内に収める設計力にかかっています。詰め込みすぎないことが、結局は一番効きます。
掛け持ちのメリットを活かすには、回し方に工夫がいります。複数案件を破綻させずに進めるための、具体的なコツを見ていきます。
まず、引き受ける前に稼働を見積もります。その案件が週何日分の負荷になるかを、楽観を抜きにした実際の目安で計算します。次に、案件ごとに稼働の枠を決めます。月曜と火曜はA案件、木曜はB案件、というように曜日や時間帯で区切ると、頭の切り替えがしやすくなります。そして、発注元に掛け持ちの状況を正直に共有します。隠して詰め込むより、稼働の前提を伝えておくほうが、納期や対応スピードの認識がそろいます。最後に、余白を残すこと。すべての枠を埋めず、突発対応のための余地を持っておくと、一つの案件のトラブルが全体に波及しません。
複数案件を回すコツを挙げると、次のようになります。

これらは、案件管理だけでなく、相手別の対応力にも支えられます。クライアントの種類によって求められる関わり方は変わります。相手別の違いはフリーコンサルのクライアント種類で整理しています。掛け持ちを支える土台のスキルはフリーコンサルの必須スキルで扱っています。
掛け持ちの相談を受けると、「何件まで持てますか」とよく聞かれます。でも私は「何件か」より「その案件は週何日分ですか」と聞き返します。件数は目安にならない。常駐に近い案件なら一つで手一杯ですし、週1の伴走なら三つでも回る方がいます。大事なのは、引き受ける前に稼働を正直に見積もること。そして、発注元に掛け持ちの状況を隠さないこと。隠して品質が落ちるほうが、よほど信頼を損ないます。正直に前提を共有できる人ほど、長く複数案件を回せている印象です。
最後に、掛け持ちを始めるべきかどうかを見極める視点を整理しておきます。無理に増やす必要はありません。自分の状況に照らして、向く形を選びたいところです。フリーの次の選択肢全体はポストフリーコンサルという選択で扱っています。
稼働の軽い案件を複数組み合わせたい人、収入を積み上げつつリスクも分散したい人、スケジュール管理や頭の切り替えが得意な人は、掛け持ちが向きやすいです。複数の発注元とつながることで、紹介や次の案件も生まれやすくなります。営業力に自信があれば、掛け持ちはさらに回しやすくなります。営業の考え方はフリーコンサルの営業力で整理しています。
常駐に近い重い案件を持っている人、一つの領域に深く入り込んで成果を出したい人、調整の負荷を抱えたくない人は、無理に掛け持ちせず単独に集中したほうがいい。掛け持ちはあくまで手段であって、目的ではありません。一件に集中して信頼を積むことが、結果的に次の案件につながることも多いです。
迷ったときは、「稼働の総量がキャパシティに収まるか」で考えると整理しやすくなります。件数の多さに惑わされず、回せる範囲を見極められることが、フリーとしての成熟ではないでしょうか。NewAceでは新規事業領域のフリーコンサル案件を、単独でも掛け持ちでも、その人の稼働に合う形で紹介しています。複数案件のバランスを相談したい人は、気軽に面談を活用してみてください。
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件数に決まった上限はありません。決め手は件数ではなく、各案件の稼働を足し合わせた総量が自分のキャパシティに収まるかどうかです。常駐に近い案件なら一つで手一杯になりますし、週1〜2日の伴走型なら二つ三つを並行しても回せます。独立者の半数は稼働率100%以上で働いており〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕、稼働の埋め方として掛け持ちを選ぶ人は珍しくありません。まずは引き受ける前に、その案件が週何日分の負荷になるかを見積もるところから始めましょう。
原則として、掛け持ちの状況は発注元に正直に共有したほうがいいです。隠して稼働が逼迫し、納期や品質が落ちるほうが、よほど信頼を損ないます。多くの業務委託契約では他社案件の兼業そのものを禁じてはいませんが、競合避止義務や秘密保持義務が定められていることはあります。契約書の条項を確認し、利益相反になりそうな組み合わせは避けるのが無難です。前提を伝えておけば、会議の重なりや対応スピードの認識もそろいます。
個人事業主として複数の発注元から報酬を受け取る場合、受け取った報酬は合算して事業所得とし、確定申告するのが基本です。発注元ごとに源泉徴収されているケースもあり、その分は申告で精算します〔出典: 国税庁「源泉徴収が必要な報酬・料金等の範囲」〕。経費の計上区分や消費税の扱いは契約形態によって変わるため、判断に迷うときは税理士に確認すると確実です。掛け持ちで取引先が増えるほど、帳簿づけは早めに習慣化しておくと後が楽になります。
一概には言えません。稼働の軽い案件を複数組み合わせれば収入は積み上がりやすい一方、単価の高い案件に単独で深く入り込み、継続と単価交渉で伸ばす道もあります。月160万円超で働く層は41.5%にのぼります〔出典: NewAce調べ(NewAceフリーコンサル実態調査2026, n=130)〕。掛け持ちで件数を増やすか、一件の単価を上げるか、どちらが自分に向くかは稼働スタイル次第です。リスク分散を重視するなら掛け持ち、専門性を深めたいなら単独、という整理が現実に近いです。
いきなり複数を同時に始めるより、まず一件を回しながら稼働に余白を確認し、軽い案件を一つ足すところから入るのが無理がありません。曜日や時間帯で枠を区切り、突発対応の余地を残しておきます。案件の入口を増やすため、複数のエージェントに登録して募集状況を比べておくと、稼働が空いたときに動きやすくなります。最初から欲張らず、回せると確かめてから増やすのが、掛け持ちを長く続けるコツです。
フリーコンサルの案件でどのような案件が動いているか、公開中の事例から見てみます(報酬・期間は掲載時点の目安)。
最新の募集状況はNewAceの案件一覧でご確認ください。
この記事を執筆した人

長尾 浩平
新規事業創出や事業戦略の専門家として、多様な業界での経験を持つコンサルタント兼起業家。 東京工業大学大学院 生命理工学研究科、および中国・清華大学大学院 化学工学科を卒業。グローバル企業において研究開発、新規事業企画、新市場参入戦略の立案、M&A支援、DXコンサルティング、営業戦略策定など、多岐にわたる業務を担当。業界を横断した豊富な経験を活かし、事業成長と競争力強化を支援する総合コンサルティングを提供。 2024年1月にVANES株式会社を創業し、企業の持続的成長を支援。変化の激しい市場環境において、戦略立案から実行支援まで一貫したアプローチで企業価値の最大化に貢献している。
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